「西九州新幹線 長崎駅」の駅舎は、夜景にも貢献するホーム全体を覆う膜屋根を特徴とし、長崎の新たな玄関口となる。トイレスペースは、全般に広く余裕をもって確保。左右勝手を変えた2ヶ所のバリアフリートイレのほか、男女各トイレ内に車いす使用者やオストメイト、乳幼児連れ配慮など多様な機能を分散、充実させている。

建築概要

所在地 長崎県長崎市尾上町
施主 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 九州新幹線建設局
設計 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 九州新幹線建設局
株式会社 安井建築設計事務所
施工 清水・西海・三基九州新幹線(西九州)
長崎駅新築特定建設工事共同企業体
敷地面積 18,710㎡
建築面積 3,286㎡
延床面積 3,289㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2022年3月

特長

建物の特徴

西九州新幹線は、武雄温泉から長崎までの5駅約67kmをおよそ30分で結ぶ、高速鉄道路線。2022(令和4)年9月開業予定の「西九州新幹線 長崎駅」の駅舎は、コンベンション施設やホテルなどの周辺施設と直結し、長崎の新たな玄関口として、地域活性化の起爆剤として期待される。駅づくりの統一コンセプトは「ともに築く ときめきの駅」とし、5駅それぞれの文化や歴史、自然の素材や伝統的な工芸などを取り入れながら、新しい街の顔となり親しみやすさをもてるよう、県や市と連携しながら推進。長崎駅舎の特徴でもある、夜景にも貢献するホーム全体を覆う膜屋根はその実現に向けて工法までも工夫を凝らした。また、駅のシンボルとなるステンドガラスのスクリーン制作には市民も参画した。

トイレの特長

バリアフリー法の改正にあわせて、左右勝手を変えた2ヶ所のバリアフリートイレのほか、男女各トイレに車いす使用者やオストメイト、乳幼児連れ配慮など多様な機能を分散、充実させている。また、新幹線駅舎のサービスレベルの向上のため、トイレスペースは、全般に広く余裕をもって確保された。観光客やビジネス客のスーツケースやキャリーバッグを想定し、通路幅や大便器ブースのスペースを広めに確保。ベビーシートを備えたおむつ替えコーナーを独立して設け、すべての大便器ブースにフィッティングボードとベビーチェアを設置するなど、乳幼児連れへの配慮も充実させている。

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