JR伊東駅前広場のトイレは老朽化が進み、和式便器が多かったため、伊東市が観光トイレとして整備。洋式便器を中心とし、多機能トイレ、パウダーコーナー、親子トイレを設置。さらに4ヶ国語表記サインの採用や市のPR動画を入口に設置されたモニターで流すなど、伊東市内観光の玄関口にある観光トイレならではの工夫が盛り込まれている。

建築概要

所在地 伊東市湯川3(JR伊東駅前広場)
施主 伊東市
設計 株式会社U設計集団いなば建築設計室
施工 大同工業株式会社
敷地面積 93㎡
建築面積 72.94㎡
延床面積 72.94㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2020年3月

特長

建物の特徴

もともとJR伊東駅前の広場にあったトイレは、老朽化が進み和式便器が多く、高齢者や外国人をはじめ観光客に使いにくい状況であり、以前から整備要望があがっていたこともあり、伊東市が観光トイレとして整備する運びとなった。新設されたトイレでは、洋式便器を中心とし、体の不自由な方や高齢者にも優しい多機能トイレを設置。パウダーコーナーや親子トイレを取り入れるなど、利用者が安心して快適に利用できるトイレとなっている。伊東市は、日本人にはもちろん外国人にも人気の観光地であることから、サインに4ヶ国語表記を採用、さらにトイレ入口正面壁にはモニターを設置し伊東市のPR動画を流すなど、観光地ならではの工夫が盛り込まれている。

トイレの特長

屋外の公衆トイレでありながら、大便器は(女性トイレの和式便器ひとつを除き)すべてにウォシュレットを設置。また、全ブースに手すりを設置、防犯対策としてブースの間仕切りを天井まで立ち上げる、小便器間には手荷物配慮としてフックを設けるといった、さまざまな利用者が快適に使用できるような細やかな配慮が施されている。さらに、多機能トイレとは別に親子トイレを設置。女性トイレには、別途パウダーコーナーが設置されるなど、機能をしっかり分散することで、快適性の向上や混雑緩和が図られている。清掃は、水残りやニオイのない衛生的な空間維持を目的に、乾式清掃を採用。おもてなしの心を込めた観光駅前トイレが完成した。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE