2019(令和元)年、鶴舞公園110周年を迎えるにあたり建替えを実施。屋外公衆トイレでありながら、温水洗浄便座やベビーチェアを設置するなど、社会ニーズに対応した配慮が施されている。

建築概要

所在地 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1
施主 名古屋市
建築 <設計協力>株式会社トクオ
<施工>有限会社水野工務店
設備 <設計協力>株式会社協同設備事務所
<施工>穂刈工業株式会社
敷地面積 228,011.99㎡
建築面積 39.96㎡
階数 地上1階
構造 壁式鉄筋コンクリート造
竣工年月 2019年10月

特長

建替えの経緯

『鶴舞公園』は、1909(明治42)年開園の名古屋市第一号の都市公園であり、市民の憩いの場となる和洋折衷の公園で日本の歴史公園百選にも指定されている。2019(令和元)年、鶴舞公園110周年を迎えるにあたり、公園内で最も利用頻度の高い「正面広場北側公衆トイレ」の建替えを実施。高齢化や社会ニーズに配慮して大便器を洋式化。さらに、鶴舞公園は名古屋市を代表する公園であり、当トイレは、観光施設への主要アクセス上(観光施設や駐車場、公共交通機関の駅)から最も近接していることから、利用者ニーズが多く見込まれるとして『名古屋市観光トイレ』の仕様・設備を整備。温水洗浄付暖房便座、ベビーチェア、ハンドドライヤー、オストメイト対応器具を整えたトイレとなっている。

トイレの特長

今回の建替えで大便器はすべて洋式化、ウォシュレットを完備した快適なトイレに生まれ変わった。すべてのブースにL型手すりとベビーチェアを設置。また4ヶ国語表記された「使い方表示板」や「押しボタン案内板」を掲示するなど外国人配慮も施されている。また、今回の建替えで、幅広く多様な利用者に対応できるよう、コンパクトオストメイトパックを備える多機能トイレを新設。特に、詰まりに備え大便器を掃除口付仕様にしたり、コンセントにはいたずらや盗電防止のためのカバーを装着するなど、屋外公衆トイレという特性にもしっかり配慮。市民に愛される公園のトイレとして、利用者からは「きれいになった」「使いやすくなった」「便座が暖かいのが良い」と大変好評の声をいただいている。

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