新しいネオレスト

——新しいネオレストはデザインもすっきりしましたね。
 製品トータルとして、「きれい」がテーマです。まずは凹凸をなくして掃除をしやすくしました。またスペースを考えてコンパクト化、高さを抑えてフォルムには一体感をもたせ、空間を広く見せるようにしています。

——ところで、尾関さんがTOTOに就職しようと思われたきっかけはなんですか。
 ものづくりがしたくて大学は工学部に行きました。生まれが愛知県ということもあって、同級生はクルマ関係への就職が多かったんですが、私はもっと生活に密着したものがつくりたいと考えました。クルマにのらない日はあるけれど、便器を使わない日はない。そこでトイレの会社に行こうと思ってTOTOに決めました……と、確か面接では答えたはずです(笑)。

——入社後はどのようなことをされてきたのでしょう。
 まず研究所に配属されました。「機能水」を研究するところで、やがてそこで「きれい除菌水」が開発されたんです。8年くらいいたんですが、研究所で最後に手がけた仕事が、「きれい除菌水」機能の最初である「ノズルきれい」の基礎的な研究です。その後しばらく浴室乾燥機の開発部署にいて、2年前から現在のウォシュレット開発セクションに移りました。

——「きれい除菌水」とはもともとご縁があったのですね。
 研究所時代に、全国から取り寄せた水道水のサンプルの分析・調査を担当しました。水道水は、地区によって水質が異なるものなのですが、サンプルの数も多く、大変だったことを覚えています。そんなことを思い出すと、今回の新機能「においきれい」については、個人的にも、とても感慨深く、思い入れがあります。

——「きれい除菌水」の今後の可能性について教えてください。
「きれい除菌水」がすごいのは、水道水を材料としていることです。水道水さえあればいい。水まわりならどこでも活躍できます。いろいろなことに展開していける可能性があるというわけです。今度は何をターゲットにするか、思案中なのですが、まだちょっと……お話しできません(笑)。


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