ケーススタディ04

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 どれほど小さな建築でも、それが構想されるに至るには、背後にいろいろな欲求、思考、方法があり、満たすべき多くの前提や条件がある。それらは必ず多様で矛盾に満ちている。しかし、結果として出来上がった建築がそうした多様性、混沌、不整合をあからさまに表現していることはほとんどない。それではひとつの建築としてのまとまりがつかなくなってしまうからだ。建築設計者の役割は、多様性のどこかに焦点を絞り、混沌を整理し、不整合に筋道を与えることとみなされている。そうして初めて、ひとつの建築としてのまとまりが達成されるのであると。
 こうした通念を痛快に覆す住宅がある。延床面積100㎡あまりの「33年目の家」がそれだ。


>>「33年目の家」の平面図を見る
>>「33年目の家」の断面詳細図を見る

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