あいホームは、もともと建築資材を扱う「伊藤商会」としてスタートした。その後、一般建築業、建築士事務所、宅地建物取引業と登録を重ね、2000年に本格的に住宅事業に参入。大手のフランチャイズに加盟して家づくりのノウハウを蓄積し、08年に独自ブランドとしての「あいホーム」をスタートさせている。現在の社員の多くは、住宅事業参入後に入社しているため、平均年齢も若いということだ。
伊藤さん自身は、大学で経営を学んだ後、松下電工(現パナソニック)で3年間修業。月次決算の習得など、経営学に磨きをかけて地元に戻る。それが、ちょうど会社が宅地建物取引業登録をした年。つまり地元に戻って家業を継いだとはいえ、ハウスビルダーとして会社が成長する過程は、伊藤さんが家業を継いでからの歩みとほぼ一致する。伊藤さんの馬力と人柄と家づくりへの思い、それに独自の経営哲学が加わって、あいホームが生まれ、成長を続けているといえるだろう。






