休日でも
当日中に駆けつける
万全の
アフターケア体制

 四国では初めて、すべての家に制震工法を標準装備するなど、三協の住宅は大手ハウスメーカーに引けをとらない性能を備えているが、吉田社長にしてみれば、そんなことは当然のことであり、「今はある程度のデザイン力や技術力があるメーカーなら、多少構造は違っても、どんな家でも建てられます」とのこと。
 では、三協の家の最大のセールスポイントはどこにあるのかと問うと、「家は人が売る。そこに尽きると思います」とひと言。その姿勢は、同社のメンテナンス体制に顕著に表れている。
「休日に限って、トイレが詰まった、風呂の排水が悪いといったトラブルが起こりがちですが、そのとき、明日行きますとか、業者に行かせますというのでは、信用は得られない。大雨の日でもすぐ直しに来てくれたという対応にこそお客さまは満足し、それが次のリフォームにもつながるんです」
 高松市のような大都市だけでなく、観音寺市から半径20㎞圏内の丸亀市や四国中央市に拠点を設けたのも、そうした迅速なアフターサービスが不可欠だからだと語る。まさに「地域に生きる会社」の鑑といえるだろう。
 ちなみに、三協という社名は、家づくりには地域ビルダーである自社と、諸職や設備機器メーカーなどの協力会社、建主の三者の協力が欠かせないという思いから名づけたそうだ。
「打ち合わせには必ず営業担当だけでなく、設計士も同行し、お客さまと3人で納得行くまで話し合います。そうしなければ、『三協』になりませんから」
 今後の目標については、従来同様、「進歩」だと明言する。
「次にお客さまが何を求めているのかをつねに考える。展示会をするたびに、必ず次に改善すべきところがあるものです。毎回、進歩する工夫をしていけなければ、何回やっても意味がない」
 吉田社長率いる三協の進歩はこれからも速度をゆるめることなく続いていくにちがいない。

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