4月26日、東京・渋谷の東急文化会館跡地に、話題の高層複合施設「渋谷ヒカリエ」がオープンした。建物は地下4階地上34階建てで、内部はおもに低層部の商業施設、中層部の文化施設、高層部のオフィスからなる。東京急行電鉄が事業推進者となり周辺権利者と進めた共同事業で、設計は日建設計・東急設計コンサルタント共同企業体。
かつての東急文化会館といえば、プラネタリウムや複数の映画館を擁し、最先端の文化を発信する街のシンボルだった。しかし、近年、若者文化の発信地へと急速にシフトした渋谷は、若者を卒業した大人たちに敬遠される街になってしまった点は否めない。
「東急文化会館のDNAを引き継ぎ、街に開かれた施設をコンセプトに計画、渋谷の街の活性化を目指しました」と東京急行電鉄渋谷開発事業部の関光浩さんは語る。
関さんによれば、大きさの異なる箱が重なる外観的な特徴は、用途ごとにまとまった箱とL型のモチーフにより、さまざまな向きに向いている街を表しているという。また、それを縦に重ね、ストリートに見立てたエレベータなどがそれらをつなぐという立体的な街を表現した、新しい街のランドマークとなっている。





