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地球のごはん
 
地球のごはん
世界30か国80人の“いただきます!”
3刷
地球家族シリーズ
著者=ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ
翻訳=和泉裕子、池田美紀
発行年月=2012年3月
体裁=A4判変型(228×304mm)、並製、340頁
ISBN=978-4-88706-324-2

ブックデザイン=緒方裕子

定価3,300円(本体3,000円+税10%)
一人ひとりの食事風景から浮かび上がる、地球の現在(いま)。
本書は、アメリカ人ジャーナリスト夫妻ピーター・メンツェル氏とフェイス・ダルージオ氏による大好評フォトエッセイ「地球家族」シリーズの第4弾です。世界28か国の家族の「食」を紹介した前作『地球の食卓——世界24か国の家族のごはん』に続き、今回のテーマは個人の「食」。世界各国で暮らす、ごくふつうの人たちの食事風景を採り上げています。

本書のユニークな点は、一人ひとりの1日分の食事を総摂取カロリー順にならべ、それぞれの職業やライフスタイル、食材リストとともに紹介していること。人間ひとり分の1日の食事といっても、最少カロリーの800kcal(ケニア、マサイ族首長の第3夫人)から最大の12,300kcal(イギリス、3児の母)までと幅広く、その内容は驚くほど多彩です。

見るからに美味しそうな各地の食事風景を総覧したとき、私たちがこの地球から、なんと豊かな恵みを受けているかがわかるでしょう。と同時にその背景に、職業と食べ方との関連、社会状況と食糧需給との関連、グローバリゼーションと地域格差など、現代社会が抱えるさまざまな問題もおのずと浮かび上がってきます。これらを検証するものとして、研究者やジャーナリスト、有名レストランのオーナーシェフなど多数の食の専門家たちが、エッセイやメッセージを寄せています。

「食」を通して地球の現在を描く本書は、ぜひご家族や友人とともに読んでいただきたい、貴重なドキュメンタリーです。
立ち読み
プロフィール
ピーター・メンツェル Peter Menzel
カメラマン。『Life』、『National Geographic』誌等に写真を提供するなど、世界を駆け巡りながら地球の現在を切り撮る。世界報道写真コンテスト入賞をはじめ、数々の賞を受賞。
フェイス・ダルージオ Faith D'Aluisio
編集者、ライター。テレビのニュース番組プロデューサーとして数多くの賞を獲得、「地球家族」シリーズでも中心的な役割を担っている。ピーターとともにカリフォルニア州ナパ在住。
目次

まえがき
だれだって食事をする マリオン・ネスル(栄養・公衆衛生学者)
食の専門家たちからのひと言

序文
世界各地の80人の食事 フェイス・ダルージオ
食材リストの作成方法

本文
1日の食事の総摂取カロリー
800-1900 kcal
2000-2400 kcal
2500-2900 kcal
3000-3400 kcal
3500-3900 kcal
4000-4900 kcal
5000-12300 kcal

あとがき
ごちそうさまでした ピーター・メンツェル

地球家族シリーズ
地球家族シリーズ
著者=マテリアルワールド・プロジェクト(代表ピーター・メンツェル)
翻訳=近藤真里、杉山良男
地球家族シリーズ
著者=マテリアルワールド・プロジェクト(フェイス・ダルージオ+ピーター・メンツェル)
翻訳=金子寛子
地球家族シリーズ
著者=ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ
翻訳=みつじまちこ
地球家族シリーズ
著者=ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ
翻訳=和泉裕子、池田美紀