プロフィール
アーロン・ベツキー(オランダ建築博物館ディレクター)
建築家、建築史家、建築批評家。現在、オランダ建築博物館 (Netherlands Architecture Institute, 略称NAI)のディレクターを務める。1995─2001年、サンフランシスコ近代美術館にて建築・デザイン・デジタル・プロジェクトのキュレイターを務める。主著:Landscapers(Thames and Hudson, 2002), Architecture Must Burn(Thames and Hudson, 2000), The Houses of Max Palevsky(Rizzoli, 2002)
イアン・ブルマ(小説家)
ニューヨークのバード・カレッジ教授。オランダ人の父とイギリス人の母の間にオランダで生まれる。オランダと日本で教育を受け、長年アジアに滞在した。過去にワシントンのウッドロー・ウィルソン人文科学協会フェローを務める。主著にGod's Dust: A Modern Asian Journey, Behind the Mask, The Wages of Guilt: Memories of War in Germany and Japan(邦訳は、石井信平訳『戦争の記憶──日本人とドイツ人』筑摩書房、2003年), The Missionary and the Libertine : Love and War in East and West(邦訳は、石井信平訳『イアン・ブルマの日本探訪──村上春樹からヒロシマまで』TBSブリタニカ、1998年)がある。小説家としても活躍し、Playing the Gameは、イギリスでクリケットの選手となったインドの王子の人生を描いた伝記フィクションである。最近の小説にBad Elements, Inventing Japanなどがある。
オクウィ・エンヴェゾー(ディレクター)
「ドクメンタ11」のアーティスティック・ディレクター、第2回ヨハネスブルク・ビエンナーレ・ディレクター、シカゴ美術館現代美術部門副キュレイターを歴任。Nka: Journal of Contemporary African Art(Cornell University, Ithaca)の発起人および発行者でもある。主著にUnder Siege: Four African Cities, Freetown, Johannesburg, Kinshasa, Lagosがある。現在、ピッツバーグ大学建築・美術史学部客員教授。
H・J・A・ホフランド(コラムニスト)
NRC Handelsblad, De Groene Amsterdammerに寄稿するコラムニスト。アメリカのジョーンズタウン、ペンシルヴァニア、ニューヨークのマンハッタンに長期間滞在した。主著に、長文のエッセイ(Tegels lichten, De elite verongelukt, Het voorgekookt bestaanなど)、紀行文(De wording van het Wilde Oostenなど)、小説(De Alibicentrale, Man van Zijn eeuwなど)を刊行したほか、ハンス・ケラーとともにテレビのドキュメンタリー番組(Nederland 1938-1948, Vast-beraden maar soepel en met mateなど)を制作。2001年にマーストリヒト大学から名誉博士号を授与された。
ニール・リーチ(建築家、理論家)
ロンドンのAAスクール、ニューヨークのコロンビア大学をはじめ多数の機関で教鞭を執る。主著にThe Anaesthetics of Architecture(MIT, 1999), Millennium Culture(Ellipsis, 1999), The Politics of Space(刊行予定), Forget Heidegger(Paideiaより刊行予定), Marspants(共著、Architecture Foundation, 2000), Rethinking Architecture(編者、Routledge, 1997), Architecture and Revolution(編者、Routledge, 1999), The Hieroglyphics of Space(編者、Routledge, 2002), Designing for a Digital World(編者、Wiley, 2002), Digital Tectonics(共編、Wileyより刊行予定)などがある。
マシュー・スタドラー(小説家、編集者)
アメリカ、オレゴン州アストリア在住。オランダに2年間滞在し、同地でWiederhall誌に寄稿したほか、デルフトとロッテルダムで開催された会議において研究発表を行う。1994年の論文 ‘I Think I’m Dumb’ は、アメリカ西海岸および、レム・コールハースのマニフェスト「ビッグネス」についての考察であり、ウェブ・ページThe Raven Chronicleで閲覧できる(http://www.ravenchronicles.org)。また、Clear Cut Pressの発起人のひとりでエディターでもあり、Nest Magazineの文芸エディターでもある。
マイケル・ブルース・スターリング(SF作家、ジャーナリスト)
最初のSF小説Man-Made Selfは1976年に刊行された。1980年代には、ウィリアム・ギブスン、ジョン・シャーリィ、ルーディ・ラッカーとともに、「サイバーパンク」の旗手となる。当時、コピー機を使って作成したSFの同人誌Cheap Truthを執筆、編集していた。最近の著作としては、政治と生物工学を扱った小説Distraction(1998)、短編集A Good Old-Fashioned Future(1999)(邦訳、小川隆訳『タクラマカン』早川書房、1999年)、ミレニアムを舞台にしたポストモダン・ファンタジーZeitgeist(2000)などがある。最新作Tomorrow Now: Envisioning the Next 50 Yearsは、未来主義者の思索を扱ったノンフィクションの作品である。
バルト・フェルスハフェル(美術史・建築史家)
ゲント大学建築学部都市計画科およびアントワープ大学教授。美術史、建築史、文化哲学の分野で著作を出版しており、主な学術論文に、De Glans der Dingen(1989), Architecture is (as) a gesture(2001)などがある。