The Best of Graduation Works 2010 in NIPPON
2010 10.15-2010 11.6

建築とは何か。コンペで勝つとは。作品を超えた物議を交わしたすえに、栄えある日本一を手にしたのは。
「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」は、北海道から沖縄まで、全国の学生が卒業設計を出品し、公開審査によって日本一の作品を決定するイベントです。2003年に第1回が開催され、これまで難波和彦、伊東豊雄、石山修武、藤森照信、山本理顕の各氏を審査員長に迎え、8回目となる今年は、隈研吾氏が審査員長をつとめました。今回は554組が出品し、公開審査日には3,860名の学生がせんだいメディアテークに集結し、日本でもっとも規模の大きい卒業設計のイベントとして成長を続けています。「卒業設計日本一決定戦」は、学校代表の作品を並べて終わりではなく、個人が自由に参加できる場です。生涯で一度だけ参加できる卒業設計の甲子園だからこそ、忘れがたい祝祭として盛り上がるのでしょう。
今年も、模型、ドローイング、映像などを用い、「卒業設計日本一決定戦」のエッセンスがギャラリー・間で再現されます。会場では、今年の上位入賞者の作品のほか、過去3年間のほぼすべての出展作のデータを閲覧できます。つまり、現在のすぐれた卒業設計の水準がわかる展覧会となります。もちろん、仙台のイベントを見ていない人は、会場の熱気を追体験できる絶好の機会となります。今回も白熱した審査が展開され、ネットを介したtwitterでの討議も同時に進行しながら、大胆な作品に日本一の栄冠が与えられました。ぜひ、会場に足を運んでいただき、みなさんもあなたの日本一を考えていただければ、と思います。そして建築家の卵である学生の作品がギャラリー・間において展示されることは、出展者のみならず、これから卒業設計に取り組む学生にとって創作への大きな励みになるでしょう。

 
卒業設計日本一展実行委員会

※東北大学、東北芸術工科大学、東北工業大学、宮城大学の建築系学科の学生による有志団体「仙台建築都市学生会議」と、「せんだいメディアテーク」による共催イベント。

監修
卒業設計日本一展実行委員会
(阿部仁史/五十嵐太郎/石田壽一/小野田泰明/竹内昌義/槻橋 修/
中田千彦/馬場正尊/堀口 徹/本江正茂/厳 爽)

会場デザイン
阿部 篤/櫻井一弥

せんだいデザインリーグ2010
卒業設計日本一決定戦
ファイナル(公開審査)

日時
2010年3月7日(日)15:00〜20:00

会場
東北大学百周年記念館・川内萩ホール

審査員
隈 研吾/アストリッド・クライン/ヨコミゾマコト/石上純也/小野田泰明

コメンテーター
末廣香織/五十嵐太郎/本江正茂

司会
中田千彦

卒業設計日本一展 2010

■開催時間
11:00−18:00
金曜日は19:00まで
■休館日
日曜・月曜 ・祝日
10月31日(日)、11月1日(月)、3日(水)は開館
■入場無料






写真提供:
仙台建築都市学生会議
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