新商品開発物語

「においきれい」で、きれいサイクルが進化。

そのうえ、ニオイまで
きれいにします

“きれい”をとことんきわめたい。「きれい除菌水」で、トイレの清潔をひとつ上の次元に高めた、TOTOウォシュレットチームが、次に挑んだのは“いつものニオイ”でした。扉を開けたときにモワッとくるトイレ独特のニオイ。室内の空気のニオイ成分を捕集して脱臭し、フィルターを「きれい除菌水」で洗い流すようにしました。その名も「においきれい」。 ノズルと便器の汚れ、そしてトイレにこもる“いつものニオイ”まできれいにして、終日クリーンに保つ、きれいサイクルの完成です。今回はウォシュレットチームきってのニオイの専門家、尾関重宣が、質問に答えながら「ネオレストAH/RHタイプ」を ご紹介していきます(鼻をつまんで読んでくださいね……)。

聞き手・まとめ/村上浩平
写真/山内秀鬼

 ——そもそもトイレのニオイというのはなんでしょう。
 ニオイの本体は、排泄物が菌によって分解されて発生する、気体になった物質です。気体の粒々が鼻の受容器で電気信号に変わり、脳に伝わって「これは○○のニオイだ」と判断するんです。
 今回の開発では、そのニオイを分析していったんですが、トイレのニオイには瞬間的な排便臭のほかに、継続的なもの、つまりトイレにこもった“いつものニオイ”があることに気づきました。壁とか床、あるいは便器の奥などに残った尿、それを菌が分解することでできたニオイ物質が、時間を経て積み重なってにおうんです。ニオイ物質のひとつは、みなさんもご存じのアンモニア、もうひとつは今回の研究でわかったトリメチルアミンという物質です。このいつものニオイ、「継続臭」と名づけたんですが、掃除してもとれないんですね。それを「きれい除菌水」でなんとかしようと考えました。


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