TOTO通信 2010年新春号

特集/視線の操作

視線をコントロールすることが建築の重要課題になったのは、いつ頃からだろうか。今や視線は建築設計上の欠かせないファクターのひとつだ。時に見たいものを見るために、時に距離を生むために、あるいは空間の意識を新たな世界に移動させるために。狭小住宅設計の手法のひとつと信じられてきたことが、新鮮な空間創造に不可欠な手法と意識化されるまでになっている。あらためて検証してみる、建築上の視線の操作。

表紙写真=「間(あわい)の門」のリビングから庭方向を見たところ。
写真=傍島利浩


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