言葉の新陳代謝を! ――不確かな世界/時代を生き抜くための39の言葉――
建築の実践、そしてそれを思考するための言葉は、近年、いちじるしく新陳代謝している。そのように変容する建築と言葉の新しい連携の見取り図を描くこと――それが本書の目的である。( まえがき より )
本書は、現在の建築の文脈や思考を読み解くための、39の「言葉」を選出し、変容する建築と言葉の新しい連携の見取り図を描くことを試みた、実践的「ガイドブック」である。1980〜90年代生まれの建築や都市、美術にかかわる実践者や研究者33名が執筆。
プロフィール
市川紘司(いちかわ こうじ)
1985 年生まれ。建築史家。博士(工学)。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻助教、桑沢デザイン研究所非常勤講師。著書=『天安門広場│中国国民広場の空間史』(筑摩書房、2020、2022年日本建築学会著作賞)。共訳書=王澍『家をつくる』(みすず書房、2021)など。
連勇太朗(むらじ ゆうたろう)
1987年生まれ。建築家。博士(学術)。明治大学理工学部建築学科専任講師。特定非営利活動法人CHAr代表理事。株式会社@カマタ取締役。2012年NPO法人モクチン企画を設立、代表理事に就任。2018年@カマタ法人化、2021年CHArへ改称、同年明治大学専任講師に着任。プロジェクト=「モクチンレシピ」(2012〜)など。作品=《2020/はねとくも》(2020)。著書=『モクチンメソッド│都市を変える木賃アパート改修戦略』(学芸出版社、2017)など。「社会変革としての建築」をテーマに実践と研究を往還しながら活動している。