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倉俣史朗を再読する
現代インテリアデザインへとつながる思想、文化、技術
著者=鈴木紀慶
発行年月=2023年11月
体裁=A5判(210×148mm)、上製、200頁
ISBN=978-4-88706-403-4
デザイン=MOMENT
定価3,300円(本体3,000円+税10%)
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時代の描写から迫る、倉俣史朗の作品と思想
伝説のデザイナー、倉俣史朗の作品と思想を読み解く論考集。時代の空気感や同時代に活躍したデザイナーの証言をもとに、作品の背景に隠された倉俣の思想に迫る。雑誌「商店建築」にて連載された、「倉俣史朗を再読する」に秘蔵の作品写真を多数加え再構成した、倉俣評の決定版。
立ち読み
プロフィール
鈴木紀慶(すずき・のりよし)
編集者、建築ジャーナリスト。1956年神奈川県生まれ。
1980年武蔵野美術大学建築学科卒業。月刊『インテリア(JAPAN INTERIOR DESIGN)』、隔月『icon』編集部を経て、フリーのライター、編集者になる。2000年有限会社スズキeワークス設立(2021 年個人事務所に改称)。
2014年第10 回武蔵野美術大学建築学科芦原義信賞受賞。現在、大阪芸術大学客員教授。武蔵野美術大学、東京造形大学、日本女子大学、桑沢デザイン研究所非常勤講師。
目次
序に代えて
少年時代の記憶から
建築デザインへの批評となり得ていたインテリアデザイン
倉俣史朗の少年時代から考える、デザイン思想と現代につながる技術
職能が交錯する60年代のデザイン業界で百貨店設計室から独立
アーティストと共に
「空間から環境問題へ」──議論を呼んだFRP活用
起点になったサパークラブ「カッサドール」が街中へ
60年代のミニマルアートの影響を受け変化する日本のインテリアデザイン
アートとデザインの境界で
家具・什器から空間へ、倉俣史朗の「光の軌跡」
落語好きな倉俣が三題噺に喩えた引出し、時計、そして階段
目に見えない「重力」に抗ったエンターテイメントな空間演出
デザインからの解放とは
「アートか、デザインか」──境界線を超えていく倉俣のデザイン
ソットサスの「メンフィス」へ参加して、デザインから解放された倉俣
倉俣による80年代の空間デザインを美術館がコレクションする時代へ
あとがき
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