TOTO
LOVE ARCHITECTURE
 
LOVE ARCHITECTURE
著者=KIKI
発行年月=2004年10月
体裁=152×216mm、並製、192頁
ISBN=978-4-88706-243-6

デザイン=黒田益朗

定価1,980円(本体1,800円+税10%)
『LOVE ARCHITECTURE』刊行記念イベント
トークショー&サイン会
出演=KIKI、ホンマタカシ
イベントレポート
人気モデルKIKIが綴る、建築、そして旅――。
友だちを探すように、街や建築を楽しもう!
本書は、モデルとしてはもちろん、各誌での執筆活動や、本年末にはヒロインとして映画デビューも果たすKIKI、待望のデビュー作。散歩や旅行で出会った建築たちをめぐりながら、だれもが気軽に建築を楽しめる方法を綴った新しい視点での“癒し”の建築探索紀行エッセーです。

紹介されるのは、身近な美術館や水族館から海外の著名建築や歴史的建造物まで、建築という言葉の堅苦しさから解放された、心地よさやかっこよさなど、シンプルな視点で選ばれる幅広い建築作品。ちょっと得する建築知識も織り交ぜながら、だれもが体験できる建築の楽しみかたや、旅先でのできごと、美味しい食べ物の話などを、しなやかな感性を生かし、やさしくあたたかいタッチでていねいに綴ります。文章に寄り添う、空気感あふれる写真、繊細なスケッチは、気持ちをやさしく解きほぐし、まるで読者が実際に出かけているかのような気分を満喫できます。

付録は著者撮り下ろしの写真を使用した大判のポストカード3枚。デザインやアートにも造詣が深い著者ならではの、魅力的でおしゃれな1冊。街歩きや旅行好きの女性には特におすすめです。

見慣れた街に、いつもの旅に、新たな発見と楽しみが生まれます。お友だちを探すように、街や建築を楽しんでみてはいかがでしょうか。
著者プロフィール
KIKI
キキ 東京生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒。同大在学中よりモデルとしての活動をスタートさせ、多数の印象的なCF・広告をはじめとして雑誌やカタログ等で活躍。興味の対象は幅広く、建築のほか、アートやデザインにも造詣が深い。現在、各誌でのコラム執筆のほか、美術系イベントでの審査員、ラジオ・パーソナリティー、2004年末公開の塚本晋也監督作品『ヴィタール』にヒロインとして映画に初出演を果たし、2006年公開『スターフィッシュホテル』にも出演。新しいジャンルでも評価を得ている。その他『uomo』(集英社)での「カルチャデリィック」連載、各誌でのコラム執筆、セイコーとのコラボレーションウォッチ「appetime with KIKI」、南部美人とのコラボレーションによる日本酒「KIKI酒セット」の発売など、モデルの枠にとらわれずさまざまなフィールドで活動中。本書が初の著作となる。ナウ・ファッション・エージェンシー所属。
コンテンツ

1.ARCHITECTURE 
葛西臨海水族園/富士屋ホテル/雲仙観光ホテル/モエレ沼公園/東京国際フォーラム/あけぼの子どもの森公園/旧茨城県職員東京宿泊所/平等院鳳凰堂、ミュージアム鳳翔館/食糧ビルディング/日光東照宮/日光金谷ホテル/横浜大さん橋国際客船ターミナル/養老天命反転地/江戸東京たてもの園/パラドール
2.TRAVEL-1
渡嘉敷島/京都/伊勢・鳥羽・志摩/雲仙・島原・長崎・端島/札幌・函館/奄美大島/宇治/初島
3.MUSEUM
K-MUSEUM/原美術館/姫路文学館/ワタリウム美術館/笛吹川フルーツ公園/日本民藝館/東京国立博物館 法隆寺宝物館/アサヒビール大山崎山荘美術館/日本科学未来館/川村記念美術館/福岡アジア美術館/東京都庭園美術館/朝倉彫塑館/河井寛次郎記念館、長谷寺/ポーラ美術館/神奈川県立近代美術館 鎌倉/神奈川県立近代美術館 葉山
4.TRAVEL-2
ホーチミン/香港/ギリシャ/上海/プーケット/ロサンゼルス/スペイン/ オーストラリア
コラム:Love Tokyo Tower「東京タワーの見える風景」

著者からひとこと
私が約5年間の間に見て回ったお気に入りの建築の探訪記、そして旅行記が、たくさんの写真とともに一冊にまとまりました。建築をもっと身近に日常的に楽しめる。読んでいるうちに旅している気分になってくる。様々な楽しみ方ができる本になりました。ぜひ手にとってみてください。
―――KIKI
メディア掲載抜粋
専門知識を生かし、しかもおしゃれな文章でつづった「建築探索紀行エッセー」が誕生した。素直で気取らない文体としっとりとした写真によって、従来の旅行エッセーとはひと味違う作品に仕上がっている。
――朝日新聞(04.12.05)
旅先から届いた絵葉書のようなこの本を読んだ後は、同じように旅に出て、誰かに手紙を書きたくなるだろう。
――東京人(04.12)
この本に流れているのは、ゆったりとした贅沢な時間。
――Girlie
これはフェミニンな言葉によって綴られる、柔らかな眼差しの建築・環境探索紀行エッセイである。
――新建築住宅特集(04.12)
思うままに楽しむ彼女の姿がダイレクトに伝わってくる。読むほうも、あちこちに行きたくなってくる。
――BAILA(05.01)
関連書籍
建築を楽しむ
文=コモエスタ八重樫
写真=伊藤愼一
建築を楽しむ
監修=米山勇
編者=江戸東京博物館+江戸東京たてもの園