SDGs×TOTO 持続可能なあしたへのとりくみ SDGs×TOTO 持続可能なあしたへのとりくみ
TOTO社員のSDGs活動をご紹介

環境

インタビューテーマ

「地域社会とともに、持続的発展を目指す」

「TOTO水環境基金」を知ることで
SDGsを考えるきっかけに

総務本部

TOTO水環境基金担当

担当している
「TOTO水環境基金」とは?

「TOTO水環境基金」とは、水についてさまざまな角度から取り組んでいる団体を助成するTOTO独自の基金です。設立は2005年。「生活環境企業として何ができるか、TOTOグループの社員全員で考えよう」と社内アンケートを実施したことがきっかけで誕生しました。
自社単独ではなく、国内外のさまざまな団体と一緒に社会課題の解決に取り組むこの仕組みには、TOTOらしさが溢れていると思います。助成金を拠出するだけでなく、国内の助成先団体の活動にTOTOグループの社員がボランティアとして参加し、協働で課題解決に取り組みます。助成金算出の仕組みもユニークで、基金に関わる人が増えれば増えるほど、翌年の助成金額も増えていきます。ここにも、より多くの賛同者や協力相手を増やしたいという私たちの想いが現れています。





助成している活動とSDGsは、
どう関連しますか?

2021年度は、海外6・国内14の合計20団体を助成しています。その活動内容は、発展途上国の水資源保全や衛生的な生活環境づくり、地域の水環境や生物多様性の保全など、実にさまざま。そのため、貢献できるSDGsゴールも多岐にわたるのですが、いくつか例を挙げたいと思います。
例えばスーダンにおける「学校での水アクセスと水衛生教育」プロジェクト(特定非営利活動法人ホープフル・タッチ主催)では、水が通っていない学校に水道パイプや貯水タンクの設置を進めています。さらに、水衛生教育を実施し、手洗いの習慣を普及させる活動も行うことで、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」やゴール6「安全な水とトイレを世界中に」、ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献につながっています。



スーダン・ハルツーム市の
小学校における水衛生教育の様子

また、国内では、例えば栃木県市貝町における絶滅危惧種のサシバの生息する里山を守る活動(NPO法人オオタカ保護基金主催)を通じて、人口減少・高齢化・農家減少による耕作放棄地の増加という課題に取り組んでいます。環境保全の活動にとどまらず、持続可能な仕組みを構築することで、SDGsへ貢献している活動です。





水環境基金の仕事を通じ、
今後どのように社会へ貢献していきたいですか?

この取り組みについて社内外にもっと情報を発信し、さらに多くの人に共感される活動にしていく必要があると感じています。TOTOが、社会の一員としてSDGsに貢献する姿を示していくことが、人々や社会に影響を与え、社会全体でゴール達成に取り組む大きなうねりにつながると信じているからです。「TOTO水環境基金」を、SDGsについて考える一つのきっかけにしてもらえればと願っています。

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