きれいで快適なトイレを世界中に!
第1回ではSDGsの概要と、TOTOが持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる3つのテーマ「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」についてお話ししました。
今回はそのテーマの1つ「きれいと快適」について、具体的な取り組みをご紹介していきます。
TOTOグループは、水まわりを中心に人々の生活に関わる商品を提供し続けてきました。「人々の生活を豊かにしたい」という創立者の想いを、事業を通じて実現するために、商品開発において人を思い、清潔性や快適性を進化させてきました。これからも、子どもから高齢者まで、どんな人が使っても、ライフステージが変化しても、世界中の人々に、きれいで快適・健康な暮らしをお届けしていきます。
「きれいと快適・健康」のテーマのもと、目指す姿として「きれい・快適・健康を世界で実現する」「すべての人の使いやすさを追求する」を掲げています。そしてこれらの実現を通じ、SDGsの達成にも貢献していきます。
目指す姿
1きれい・快適・健康を世界で実現する
清潔性と使いやすさに対する
さまざまな「声」に応えています
忙しくてもきれいなトイレを保ちたい!
外出先でも清潔なトイレを使いたいし……。
とりくみ
汚れにくく、掃除しやすいトイレを開発
より衛生的で快適なトイレ空間をご利用いただくために、TOTO独自のクリーン技術である「きれい除菌水」「セフィオンテクト」「フチなし形状/トルネード洗浄」を提案しています。
きれい除菌水
黒ずみのもとになる「菌」を除菌して、きれいを守る
セフィオンテクト
ナノレベルのなめらかな表面で汚れがツルッと落ちる
フチなし形状/トルネード洗浄
便器のフチをなくして、渦を巻くような水流でしっかり洗浄
海外でもウォシュレットを使いたい!
世界中に快適なトイレが増えるといいなぁ
とりくみ
ウォシュレットの快適さをもっと世界へ
ウォシュレットの累計出荷台数は全世界で6,000万台を突破。現在世界各地の5つ星ホテルや著名な物件への採用も増加し、快適で清潔な日本のトイレ文化を世界中に広めています。
目指す姿
2すべての人の使いやすさを追求する
トイレを使うすべての人を思って
商品や空間を提案しています。
みんなが安心できるトイレが増えるといいな
とりくみ
さまざまな利用シーンを想定した調査と研究を行い、使いやすいトイレを提案
乳幼児連れの方や障がいのある方、性的マイノリティの方などが外出先でトイレを使用する際のお困りごとを調査し、さまざまな状況に配慮したトイレ空間の提案を行っています。また、このような知見を活かし、誰にでもわかりやすい操作ボタンを目指し、ISOなどの世界共通規格の制定にも貢献しています。
2006年に設立されたUD研究所を中心に、全社でユニバーサルデザイン活動を展開
UD研究所での検証の様子
混雑する観光地や慣れない旅先でも快適なトイレを使いたい
とりくみ
観光客の悩みに応える
「おもてなしトイレ」づくりに参加
近年、観光地では旅行者に向けて、快適で使いやすいトイレを整備する動きが官民ともに加速しています。TOTOはその専門知識を活用して、すべての人が使いやすい「おもてなしトイレ」の設計に協力し、提案活動を推進しています。
新しい生活習慣に対応した、安心して利用できる
衛生的なトイレ空間づくりを追求し続けます。
TOTOが実施した「公衆トイレでの手洗い等の調査」では、新型コロナウイルス感染症の流行により、人々の手洗いへの意識が高まり、公衆トイレの手洗い場においては、自動水栓や自動水石けん供給栓のように非接触で使用できる器具が望まれていることがわかりました。
社会の変化に伴い、清潔さや使いやすさへの新たな課題が生じます。そして、それらを解決してお客様に満足いただくことが、創立時から続くTOTOの想いです。これからも、世の中の動きやお客様の声に耳を傾け、「きれいと快適・健康」への期待に応えられる提案を続けていきます。
次回は、TOTOの事業と環境とのつながりについてご紹介します!
地球に優しく