ギャラリー・間10周年記念 出展作家の原点作品展
葉祥栄

Coffee Shop INGOT

1977年
作品写真
(藤塚光政撮影)

4×4×22m3の空と雲を映す磨き上げられた金属の塊のような角柱を40°傾けて、緑の斜面に転がすというイメージを具体化、やがて、道路拡幅で消滅。
透明なガラスという唯一の素材によって作られる建築空間。
全てが窓であり、壁であり、屋根である。
角柱を切り欠いた部分が出入口。昼間は外から中は見えず、夜間は中から外が見えない光の反転現象が、中立化する黄昏。
シングルマテリアルによるシンプルフォルムの透明な純粋さは、その透明なイスやテーブルと共に、二度と再現されることはなかった。


前展覧会:人と自然と技術のインターフェース・デザイン (1987)
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