エレベーターを乗り場から見たところ。人が乗るエレベーターのボックスと、建物側の乗り場の間口がぴったりと一致していて、スムーズに出入りできるのがわかる。乗降時、ドアは左右に完全に引き込まれる
公共施設や百貨店などにあるエレベーターは、出入り口の左右に30センチほど壁がつきだしているタイプが多いですね。わずかの幅ですが、重い荷物を持っているとき、これをよけながら歩くのは労力を使います。同ターミナルのエレベーターの入口の両端には、この邪魔になる壁がありません。間口いっぱいにドアが開くので、降りるときにはフロアに向かってまっすぐ歩み出せばよく、引っ張っているトランクや、赤ちゃんを乗せたベビーカーなどが引っかかる心配もありません。また、向かい合う2面にドアのあるスルー型のエレベーターなので、いくつかの階では、ドアから乗り込んでから、そのまま真っ直ぐ通り抜けるように降りることができます。エレベーター内で、トランクやベビーカー、手荷物カートの向きを変えずに済むのでとても便利です。