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UD Style TOTOのユニバーサルデザイン

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TOTOと日経デザインが見つけた、身近なユニバーサルデザインを紹介するコラム「ホッとワクワク」。
第11回からは、お出かけのときに利用するいろいろな施設のユニバーサルデザインにフィーチャーします。

暮らしのUD

ホッとワクワク

TOTO×日経デザイン

第15号
テーマパークをすいすい楽しむ工夫がいっぱい 3

第13回第14回に引き続き、千葉・舞浜にある「東京ディズニーシー」を、ゲストが楽しむためのユニバーサルデザインにフィーチャーする最終回。今回は幼児から大人までの誰もが、ストレスなくパークを遊び尽くす工夫をピックアップしました。ゲストの大切な一日をサポートする、数々の心配りが伝わってきます。

東京ディズニーシー入口千葉・舞浜にある東京ディズニーシーは、49万uもの敷地に広がるテーマパーク。東京ディズニーシーあるいは東京ディズニーランドのいずれかが楽しめるワンデーチケットは、大人(18歳以上)5800円、中人(12〜17歳)5000円、子供(4〜11歳)3900円

アイデア6 幼児も乗れるアトラクションを集めた「マーメイドラグーン」

アトラクション「マーメイドラグーン」美しい海の世界を思わせる水色の背景に、ユニークな魚たちのモチーフがちりばめられたアトラクションが並ぶ

ずっと楽しみにしていた、わが子のテーマパークデビュー! でも、身長制限があるために、乗れるアトラクションはほんの少しだった…そんな経験はありませんか? 東京ディズニーシーでは、身長制限のないアトラクションが集まったエリア「マーメイドラグーン」を設けました。子供の安全を考えたサイズや、ゆるやかな動きのアトラクションが多く、よちよち歩きの子供も大人も一緒に楽しめます。ここを頼りに遊びに来るリピーターのママたちも、たくさんいるのだとか。海底をイメージした風景の中で、とっておきのテーマパークデビューを飾ってはいかが?

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アイデア7 小道の石垣、噴水の周り・・・。疲れたとき、気軽に座れる場所がそこここに

東京ディズニーシーは広いので、ちょっとずつ休みながら歩くのが楽しみ切るコツ。歩いているうちに疲れても、わざわざベンチを探す必要はありません。パークの風景の中には、気軽に座れる場所がたくさん隠れているのです。小道の石垣や噴水の周り、オブジェの一部なども、ほら、よく見ると座りやすそうですね。 十分な奥行があり、子供にも座りやすい高さ。使っている石などの素材は適度に丸みをおびて、体になじみます。野山に遊びに行ったとき、切り株や大きな岩に腰かけてくつろぐように、風景にとけ込みながら体を休めることができます。

気軽に座れるオブジェ「マーメイドラグーン」の入り口付近にある、岩を模したオブジェ。子供たちは丸みを帯びたくぼみに座ったり、すべって遊んだり(写真:特記以外は新関雅士)

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アイデア8 必ずフォトジェニックな写真が撮れる、”フォトスポット”

東京ディズニーシーらしい背景で、素敵な記念写真を撮りたい。「ここがぴったり!」と思った場所で撮ったのに、写真を見るとイメージが違ったり、イマイチ絵になっていない…という失敗が少なからずあるのでは。パークでは、“フォトスポット”という看板を参考にすると、必ず素敵な写真を残すことができます。たとえば、「ミステリアスアイランド」の火山や「ロストリバーデルタ」の川沿いにある美しい背景の中でも、絵になる場所を選りすぐって看板が立ててあります。そのそばで子供たちがポーズをとれば、ポストカードに使いたくなるようなフォトジェニックな写真になること、間違いありません。近くにいるキャストに撮影をお願いすると、家族全員がそろった素敵な記念写真も撮れますね。

フォトスポットにて「ミステリアスアイランド」のフォトスポットでのカット。背景にはプロメテウス火山や潜水艇のアトラクション「海底2万マイル」などが見えている

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(日経BP社「日経デザイン」 介川亜紀 フリー記者)2010年12月20日掲載
※『暮らしのUD ホッとワクワク』の記事内容は、掲載時点での情報です。

次回予告
第16回からは、「羽田空港新国際線旅客ターミナル」を紹介します。
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