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子どもが独立したあとに。間取りを変えて、趣味と愛犬との暮らしをゆったり楽しむ

なんだか広く見えてしまう、子どもたちが巣立ったあとのおうち。「それならばいっそ」と間取りを変えて、自分たちのその後の人生をいっそう楽しんでいらっしゃる方々がいます。今回は、日本最大のインテリア実例共有サイト「RoomClip(ルームクリップ)」から、お子さんの独立後に間取り変更を含むリフォームをしたユーザーさんにインタビュー♪趣味をおおいに楽しんでいる様子をお聞きしました。

maqfabさんが住むマンションのお部屋は、ブルーの壁にカラフルな雑貨や植物が目を引くインテリア。たっぷりの日差しが届くリビングでは、二匹の愛犬がしあわせそうにお昼寝をしています。

音楽、手作り、ハワイ、植物、雑貨といったキーワードがご家族そろって大好きだというmaqfabさんがこのマンションに住みはじめたのは、15年前。長男、長女、次男、そしてご夫婦の5人暮らしで、3LDKのうちの2部屋をお子さんたち、1部屋をご夫婦が寝室として使っていました。以来、3人のお子さんたちの成長を見守ってきたこの家でしたが、末のお子さんが独立した2年半前に思い切ってリフォームをし、3LDKから2LDKへと間取り変更しました。

「子どもたちが使ってた部屋が空き、3つあった部屋を2つにリフォームしたことで、私たち夫婦が自分の部屋をひとつずつ持つことができました。それぞれの時間をそれぞれに楽しめる空間ができて、これまでにないほどゆったりと暮らしています。主人のいびきから開放されたこともメリットだったかもしれません(笑)」

家全体に、趣味があふれる

「部屋をひとつなくしてリビングとつなげたことで、15畳だったリビングが22畳ほどの広さになりました。壁を取ってもらい、ふすまをなくし、畳だった床をフローリングに張り替えています。自分たちで壁を塗ったりもして、広々と楽しい空間にしました」

リフォーム後の壁に飾られているのは、maqfabさんが27年前から講師をしているというトールペイントの作品。ご夫婦で一時期どっぷりはまっていたという自転車や、現在近くで暮らしているという娘さんと一緒に習っているウクレレなど、ご家族の趣味がそのままあふれだしている空間です。リフォーム以前からリビングで教えていたというトールペイント教室の生徒さんにも、この広く開放的になった空間は好評なのだそう。

maqfabさんが教えているトールペイントは、見本があり、それにそっくりな絵を仕上げていく大人の塗り絵のようなアート。ペイントに際して使うエイジング加工などのさまざまな技法が、DIYにも活かされているといいます。

「昔からものを作るのが大好きで、リフォームの際も細い板をカラフルに塗り分けて、それを業者さんに貼ってもらったり、壁をDIYをして自分たち好みに仕上げました。もともと壁紙が貼られていた壁にはトールペイントで余ったブルーの絵の具を塗り、ウクレレを飾っている壁は夫が板を貼りました。釘が打てるような壁にして、金具をつけたり、スイッチカバーを変えたり。ステイン加工もしたりしましたね」

家族の履歴書のような家

とにかく、ものを作ったり、絵をかいたり、雑貨を飾ったりが大好きなのだと話すmaqfabさん。家全体が、まるでご家族の履歴書のように人となりを表しているようです。

「日本の家はあまり壁がなくて制限もあるけれど、何しろいろいろと飾りたくて(笑)。うちにはたくさんのものがありますが、好きなものは似てくるので、自然と統一感が出ていると思います。リビングが広くなったことで壁の飾り付けやインテリアがいっそう楽しめるようになりましたね」

「ここ、本当のレンガを貼っているんです」と見せてくれたのは、玄関の壁。

「自分の家でも一切手を加えなかったり穴もあけない人も多いけど、うちはなるべく家の中から白い場所がなくなるようにと意識して、レンガだって貼っちゃいます。まっしろでシンプルなインテリアも素敵だけど、今は既製品をなくして、にぎやかなスタイルでいきたい。日常から抜け出した『大人の非日常』というか、南国調のリゾート感ある雰囲気が好きですね」

そう話すmaqfabさんの家には、流行のインテリアではなく、自分たちの好きなスタイルを貫く姿勢がいたるところに宿っています。

愛犬のためにと敷いた滑りにくいフロア

リフォームの際、畳を張り替えたフロアはDAIKENの「ワンラブフロア」。
5年半ほど前から一緒に暮らす愛犬たちが「滑ってケガをしないように」と取り入れました。
「黒いトイプードルを飼い始めたのが5年半前。家の中を走ってよく滑っていました。そのあと少ししてからヨークシャーテリアを迎えたのですが、この子が保護犬で、足の筋肉がなく、歩くと後ろ脚が流れてしまうような状況だったんですね。リフォームするときに『じゃあ、犬がすべりにくいフロアにしよう』と思い、ワンラブフロアを導入しました」

「それ以来、滑ってるのは見たことがありませんね。捻挫などをしたら後々まで響くので、このフロアにしてよかったです」と話してくれました。

一緒に人生を歩んできた仲間のような植物たち

ワンラブフロアから続くベランダには、植物がたくさん。何年も何十年も世話をしてきた植物たちもまた、maqfabさん宅らしさを彩るもののひとつです。
「南国っぽいインテリアに、植物は欠かせません。ハワイに行ったときの、葉のゆったりとした感じがとても気持ちよかったんですよね。まるで木陰にいるような家にしたいんです」と、maqfabさんは笑顔で話します。

maqfabさんのおうちでは、植物もなんだかしあわせそう。ベランダのオリーブが一番の古株で、20数年。15年ものウンベラータも、1980円で購入した小さなものが今は2m超えに。
「おととしはじめてプルメリアを家に迎えて、去年の自粛期間中に咲いてくれたのがうれしかった」とも話してくれました。

間取りが変わっても、変わらぬ「実家」

お子さんが独立した今も、犬や植物のお世話をしながら常に何かを作り続けており、さみしいと感じている暇はないと笑うmaqfabさん。

「我が家はもともと5人とも家にいるタイプではなかったんです。みんな働き者で、働いているか遊んでいるかのどちらか。長女は私たちに感化されて自転車とか、お芝居、映画が趣味。落語も行くし、今は孫の野球にも大忙し。独立した今でも、月に一回、一緒にウクレレを習っていますしね。長男もバンドのボーカルをやっていたし、主人はオートバイが趣味で、次男はギターやキーボード。そうそう、この間次男が帰ってきたときは、ビートルズの『Let it be』を一緒に演奏しました。私はウクレレを弾いて、楽しかったなあ」

それぞれが趣味を満喫し、人生を謳歌しているmaqfabさんご家族。ときどきここに集まって、一緒にご飯を食べて、一緒に演奏をして、またそれぞれの暮らしに帰っていきます。お子さんたちにとってこの家は、巣立って間取りが変わった今でも変わらぬ「実家」。maqfabさんご自身がしあわせに暮らすこの家があるからこそ、家族みんながそれぞれの暮らしを、明日からまた楽しく頑張れるのかもしれません。

記事提供:RoomClip

取材したユーザー:maqfabさん

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