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バリアフリー対応の家でゆったり暮らす。趣味を楽しむ家族のストーリー

世代を問わずに安心して暮らせる「バリアフリー住宅」。実は、家族みんながゆったりと暮らせるヒントがたくさんある家なんです。今回は、日本最大のインテリア実例共有サイト「RoomClip(ルームクリップ)」から、「#介護してても素敵な家にしたい」のハッシュタグを付けて暮らしの様子を投稿しているユーザーさんにインタビュー♪ご家族全員が趣味や暮らしを楽しんでいる様子をお聞きしました。

「#介護してても素敵な家にしたい」のハッシュタグに込められた気持ち

インテリア実例を投稿するRoomClipユーザーであるorange-toastさんのご家族は、息子さん3人、旦那様、そして車椅子に乗るお母さまの大家族。2017年にバリアフリー対応の家に建て替え、ひとり暮らしをはじめた長男が巣立ってからは、この家に5人で暮らしています。

好きなアイテムを飾る棚(左奥)があるリビングは、アメリカンレトロな雰囲気
蚤の市で見つけた瞬間「花を飾りたい!」と感じて手に入れたうつわ

RoomClipへの画像投稿時に『#介護してても素敵な家にしたい』というハッシュタグを付けているorange-toastさん。
「車椅子の母と一緒に暮らしていますが、いかにも『介護しています!』という家ではなく、好きなもの・雰囲気に囲まれた家にしたいと思ってインテリアを楽しんでいます」と話します。

趣味を楽しむ。家族一緒に楽しむ。

ご家族で楽しみながら作った、手作りのドラム缶水栓

もともとDIYが趣味で電気工事士の資格を持つという旦那様。そんなご主人を中心としたご家族全員の手によって、orange-toastさんの住まいは遊びゴコロがあふれています。たとえば唯一無二の存在感を放つドラム缶水栓も、もともと使えた井戸から旦那様が水を引き、ドラム缶に水栓機能を付け、最後にorange-toastさんと息子さんとでエイジングペイントをおこなったもの。夏は冷たく冬あたたかい地下水は、お庭にある植物の水やりにもぴったりです。

もうひとつのリビングを、ウッドデッキにもDIY

「なつかしさや時代を感じるアイテムが好きで、夫と一緒に古道具屋さんやアンティークショップ、インターネットで色々と見つけてきては飾っています。男の子が多いので甘いテイストは控え目で、アメリカンなもの、ヨーロッパのもの、インダストリアル系をミックスした、落ち着けるインテリアを目指して楽しんでいますね」

orange-toastさんはそう明るく笑い、続けて具体的なバリアフリー対応場所について話してくださいました。

おしゃれに叶えたバリアフリー対応の家

息子さんの自転車もスイスイ「玄関スロープ」

「このスロープは、駐車場までそのまま伸びているので、デイサービスも利用している母の移動にとても便利です。母のためにと作った玄関スロープですが、末っ子がカバードポーチに置いた自転車に乗ってスイ―っとそのまま出発したのを見たときも、やっぱり便利だなあと思いました(笑)」

orange-toastさん宅の代名詞でもあるカバードポーチ。そこから伸びるスロープは、四季折々の草花が咲くガーデンとの相性もバッチリです。

使いやすい工夫がいっぱいの「トイレ」&「洗面台」

一階にあるトイレは、普通のトイレの2.5倍ほどの広さ。主に一階に部屋のあるお母さまが使用し、ご夫婦や息子さんたちのお友達が遊びに来たときも利用するトイレです。家を建てるときにご自身でいろいろと調べ、車椅子が方向転換できる広さや、お母さまの身長がこれくらいだから手すりはこの辺りに欲しいなど、具体的な要望を設計士さんに伝えたのだそう。

「使いやすくておしゃれなトイレにするために、色々と考え抜きました。アイアンの手すりやブルーのタイルなどで見た目にこだわり、使い心地のよさのために手すりを付ける壁に下地を足したり。TOTOネオレストは自動でフタが開閉し、自動で水が流れてくれるので介助時にとても便利です」。
「他のトイレと比較して、私たちが望む機能を満たしているのはネオレストだけでした。2階のトイレはTOTO製品ではないんですが、汚れ方もまったく違うんです。お掃除がチャチャチャっと終わるので、手間が省けてうれしいですね」

お母さまの部屋からトイレを撮影した様子
2つあるドアそれぞれロックを連動させ、使用中かどうかがわかるよう旦那様がDIY

お母さまのお部屋から直接つながったドアと、ゲスト用のドアと出入口がふたつあるこちらのトイレ。バリアフリー対応というよりも、広くて使いやすいという印象です。

「朝起きて、まず最初に母のオムツやトイレの支度をするんです。そのとき、母の部屋から直接トイレに入り、夜のうちに使ったポータブルトイレをTOTOの広い病院用流しで洗います。広いシンクは見た目もいいし、とっても便利ですよ」

晴れた日は、フラットな「ウッドデッキ」で一緒にティータイム

orange-toastさんのお仕事がお休みの日は、お母さまも基本的にデイサービスは利用せず、一緒に過ごします。
広々とフラットに作られたウッドデッキは、車椅子のまま家の中から出られる仕様。天気のいい日にはここでお茶をし、季節を物語るお庭の草花を一緒に眺めたりするのだそう。

「暑い日には太陽をやわらかくさえぎるシェードは、主人が作ってくれました。夏の夜にはシェードをあけて、家族みんなで花火を観ることもできるんです。私たち夫婦やこどもたちの友人が来た時も、ここでみんなでワイワイ過ごしたりします」とorange-toastさん。

車椅子で通りやすい広々とした「廊下」&大きな「ドア」

ブルーが目を引く大きなリビングドアは造作で、こちらも車椅子でいつでもリビングに行き来し、一緒の時間を楽しめるようにと作られたドアです。
玄関やリビング、それぞれのお部屋をつなぐ廊下は、ホリデーシーズンにクリスマスツリーも置けるほど広くて開放的。バリアフリーにしたからこそインテリアの自由度も高まった場所のひとつです。全体的に広く大きな空間が、まるで海外にある家のような雰囲気を作り出していますね。

不安感を払拭する「お風呂」

TOTOのお風呂・サザナを愛用しているorange-toastさん。「母はデイサービスでお風呂に入れてもらうんですが、家でもいつでも入れるよう、浴槽の腰掛けや手すりを用意しました。シャワーヘッドをかけるところが、手すりとしても使えるデザインです。床は『ほっカラリ床』なのでやわらかく、すべらないので不安感がありません」

楽しみながら暮らせる家で、これからも

選び抜いたもの囲まれ、時には自分たちで作り上げながら暮らしているorange-toastさんご家族。好きなものを大切にする精神をしっかりと受け継いでいる息子さんたちも一緒になって、ご家族全員がゆったりと暮らせる家を楽しんでいらっしゃいました。お母さまのためにと取り入れたバリアフリー要素は、きっとこれからもご家族全員の心地よい暮らしに一役買っていきますね。

記事提供:RoomClip

取材したユーザー:orange-toastさん

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