車椅子でも暮らしやすい増築リフォーム

バリアフリー

生まれつきの重度の障害で車椅子利用のお子様とお母様が二人で暮らしやすくするためのリフォームを行いました。 これまで、日々の生活の中で、その都度生活のしやすいように、福祉器具を付けたりなどでリフォームは行ってきたとの事ですが、娘様の成長（30代）と、お母様の高齢化（60代）に伴う腰痛の悪化で、今までのようには介護ができなくなってきたとのことで、リフォームの相談を頂きました。 ここで、ポイントとしてお母様は娘様と離れ離れで過ごしたり、介助サービスを利用する事は望んでいませんでした。 可能であれば、今まで通りお母様が一緒に入浴することをお望みでした。 今までの浴室は、ベッドから浴室までの通路に距離があり、また、狭い空間だったため、2人で入浴するにはとても窮屈でした。また、お風呂が深い為、お母様の手を滑らせたら2人共溺れてしまう危険がありました。 また毎日、施設からご帰宅される際は、バスは玄関までの送迎で、そこから家の中にはお母様が長くて急なスロープを車椅子で押して、その後はベットまで抱きかかえてという動線でした。 お母様の腰にかかるご負担を軽減するために、玄関～ベッドまでの動線も工夫をしました。