SDGs×TOTO 持続可能なあしたへのとりくみ SDGs×TOTO 持続可能なあしたへのとりくみ
TOTO社員のSDGs活動をご紹介

きれいと快適・健康

インタビューテーマ

「TOTOのユニバーサルデザイン」

水まわりシーンに限らない
「豊かな暮らし」を支えたい

販売統括本部

ユニバーサルデザイン検証担当

ユニバーサルデザイン検証とはどういった仕事ですか?

私が所属するUD検証グループは、TOTOの中でも指折りの「多様なユーザー」について考える部署。子どもから高齢者まで、あらゆる年代や車いす使用者の方にモニターになっていただき、商品が快適に使えるかを検証しています。
この仕事では、お客様が「どう感じているか」という本当の気持ちを上手く引き出すことがとても大切です。以前、ある商品をご高齢のお客様に使っていただいたところ、最初は見た目もよく使いやすいとの評価でした。ところが「ご自宅で使いたいですか?」とお聞きすると、「毎日だとちょっと使いにくいかも……」と本音が。快適性や使いやすさに対する正しい評価は、実際に使うシーンを想像し、本当はどう感じているかを引き出さないとわからないのです。





ユニバーサルデザインは、
SDGsへの貢献とつながりが深いテーマですね。

排泄や手洗い、入浴といった毎日の水まわり行為は、健康な生活にとって欠かせないものです。そのため、誰にでも使いやすい水まわり商品を開発することもまた、健康な生活にとって不可欠なこと。その意味で、この仕事はSDGsのゴール3「すべての人に健康と福祉を」に深く関わっています。
ゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」も、「男女共用個室トイレ」の普及を提案しているTOTOが貢献できるゴールの一つです。ちなみに「男女共用個室トイレ」は、トランスジェンダーの方だけでなく、介助や見守りのため異性の同伴者と一緒にトイレを利用する方のことも考えたトイレ提案。使いやすいトイレ空間やレイアウトの検証などを行いながら、誰もが気兼ねなく利用できるパブリックトイレを目指しています。



TOTOが提案する男女共用個室トイレ例





TOTOで働くなかで、
仕事やSDGs貢献への意識は変わりましたか?

入社当初、TOTOの事業は「トイレで用を足す」「お風呂に入る」など水まわりシーンを支えるものだと思っていました。しかし多様なお客様と接するうちに、より広く「豊かな生活の基盤を支えている」と考えるようになりました。例えば、「外出先で利用できるトイレが少ないため、外出を控えている」という車いす利用者の方がいます。この方にとってまちのトイレ整備が進むことは、外出機会が増えることであり、それは豊かな生活の実現にもつながっていくからです。
今はもっとたくさんのお客様のことを知りたいです。顔が思い浮かぶと「この方を困らせてはいけない」「喜んでもらいたい」という気持ちが湧き、頑張る力になりますから。お客様の意見や気持ちを新たな商品・サービスに反映し、世の中に提供していきたいと思います。

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