SDGs×TOTO 持続可能なあしたへのとりくみ SDGs×TOTO 持続可能なあしたへのとりくみ
TOTO社員のSDGs活動をご紹介

きれいと快適

インタビューテーマ

「きれいと快適を支える技術開発」

きれいと快適の
「実感につながる技術」を開発したい

総合研究所

分析関連研究担当

担当している「分析技術」とは、
どんなものですか?

分析技術部ではその名の通り、微生物分析をはじめ、水質分析、材料分析、臭気分析などの研究を行っています。その中でも微生物分析は、TOTOのクリーン技術を支える基盤技術です。例えばTOTOの浴室には、汚れが付着しにくい「お掃除ラクラク排水口」が採用されていますが、これは実際に排水口の汚れ成分や菌・カビの種類を分析し、汚れの付着順序を明らかにしたことで開発できた商品です。このように、さまざまな汚れの発生メカニズムを分析技術によって解明することで、お客様に「きれいと快適」を実感してもらえるクリーン技術を効率的に開発することができます。



微生物分析から生まれた、排水口のぬめり・カビを抑える「お掃除ラクラク排水口(抗菌・防カビ仕様)」





自分の仕事が「SDGsに貢献している」と
感じることはありますか?

私たちの研究から生まれるクリーン技術は、お客様に清潔で快適な暮らしをお届けするだけでなく、間接的にではありますがゴール13「気候変動に具体的な対策を」やゴール14「海の豊かさを守ろう」にも貢献していると思っています。汚れにくく、汚れても除去しやすくすることで清掃回数が減り、その結果、洗剤や水の使用量を削減することになるからです。また、お客様のお困りごとにも、私たちの分析技術によって真の原因を突き止められる場合があります。

販売した商品に責任を持ち、お客様に長くご使用いただけるよう真因を追究していくことは、ゴール12「つくる責任 つかう責任」につながる大切なことだと考えています。





今後、この仕事を社会にどう役立てていきたいですか?

最初にもお話ししたように、私たちは微生物以外にもさまざまな分析を行っています。分析技術を高め、結果をうまく活用できれば、高齢化社会や水不足といった将来起こりうる事象にも幅広く役立てられる可能性があります。個人的にはゴール3「すべての人に健康と福祉を」に興味があるので、そこに結び付くよう技術を伸ばしていきたいですね。技術の話からは逸れますが、私は今年度からグループリーダーになりました。ゴール8「働きがいも経済成長も」に貢献できるように一緒に働くメンバーの働きがいや、家庭との両立、チームワークについても、より一層大切にしていきたいと思います。

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