社会の課題は変化している。TOTOは、どうだろう?

環境テーマにとどまらない社会課題に取り組む
「TOTOグローバル環境ビジョン」とは。

創業以来、「水」に深く関わる事業を続けてきたTOTOグループ。環境貢献活動のベースとなってきたのが、2014年に策定された「TOTOグローバル環境ビジョン」です。2018年4月からは、これまで取り組んできた「環境」に加えて「きれいと快適」「人とのつながり」という新たなテーマを盛り込み、より幅広い活動がスタート。TOTOが目指す社会課題への取り組み方とは? ESG推進部のグループリーダー、佐々木健二さんにお聞きします。

企業としての責任感を、
一人ひとりが抱いている。

環境やお手入れのしやすさに配慮した商品はこれまでもたくさん紹介してきましたが、
商品以外の取り組みも何かされていますか?

佐々木 もちろん事業だけで社会課題を解決するには限界がありますから、それ以外にもさまざまな取り組みを進めています。代表的なものは2005年に設立した「TOTO水環境基金」。水に関わる環境活動に取り組む団体を支援するもので、お客様がご購入されたTOTO製品による節水効果や、株主優待制度による寄付、それからグループ社員のボランティア活動の実績に応じて助成金を算出し、それと同額を会社も拠出して基金となっています。これまでに国内外でのべ259団体を支援しています。

ステークホルダー全員が社会貢献に関与できる仕組みになっている点がいいですね。

佐々木 社員のボランティア参加は、この基金に限らず他の目標にも項目として入っているのですが、以前に比べると参加への敷居が下がったように感じています。それには理由があって、これまでは環境に関するボランティアだけをカウントしていましたが、今はそれ以外のボランティアも実績に含めるようにしたのです。たとえば近所の少年野球のコーチとか、小学生の登下校を見守る活動とか。自分の興味や得意なことを活かして社会に役立つことをしていけば、自然と環境問題にも気持ちが向くし、全体として良い方向に向かったのではないでしょうか。

社会貢献はなにも環境だけじゃないし、他の問題に取り組むことで環境問題にもつながっていく……まさしく「TOTOグローバル環境ビジョン」と同じ考え方ですね。TOTOグループ社員のみなさんには、そうした意識が浸透しているんだなとお話を聞きながら感じました。

佐々木 先ほどもお話した通り、事業そのものが生活や社会と深くつながっている会社なので、社員の意識はもともと高いと感じています。それに加えて、やはりTOTOブランドを背負う人間としての責任感があると思います。私自身、ご近所の方から「ウォシュレットのノズルのお手入れってどうしたらいいの?」と聞かれることも。そうした声に、やはりきちんと応えていかないと。

そうした社員のみなさんの想いも、お客様にもっと伝わるといいですよね。

佐々木 押しつけがましく言いたくはないですが……(笑)。でも、そうですね。真摯な想いで仕事に取り組む社員はたくさんいるので、もっとお客様にご紹介できればとは思います。例えば、性的マイノリティの方に配慮したトイレづくりのセミナーやアンケート調査を行っているのですが、担当社員は「すべての人により使いやすいトイレをつくることはTOTOの責任の一つだ」と本当に熱心に取り組んでいて。やっぱり聞かれるんですよね、LGBTの方への配慮はどうすればいいのかって。社会の中で解決が求められる課題をきちんと把握して、リードしていかなければという気持ちがあるのだと思います。

(写真左)ステークホルダーの皆様の関わりが助成金額に反映する「TOTO水環境基金」。
(写真右)時代の変化や現場からのニーズに応じて新たな事業や取り組みも始まっている。

世界中に「TOTOファン」を増やしたい!

海外での取り組みに向けた抱負もお聞かせいただけますか。

佐々木 TOTOは現在、北米と中国を中心に、欧州やアジア・オセアニアにも事業を展開しています。TOTOという社名は創立時の「東洋陶器」から来ていますが、実はその当時から日本だけではなく“東洋”、つまり海外にも衛生陶器を広げていくことを見据えていました。一朝一夕に築けるものではありませんが、これまで日本で培ってきたものを、グローバルでも同じように積み重ねていきたいですね。
中期経営計画では、「世界中にTOTOファンを増やしていく」というメッセージを発信しています。
これは、社長の喜多村が次の100年に向けて語ったメッセージです。世界中すべてのTOTOグループ社員が創業の想いを共有し、TOTOらしい商品やサービスを提供することによって、お客様に信頼され続ける存在になってほしい。「TOTOにしてよかった」という声を、世界各国や地域の言語で聞きたい。
という想いが込められています。

「TOTOファン」、素敵な言葉ですね! 私のまわりにも、トイレはTOTOじゃなきゃいや! って人がたくさんいます。ファンになっていただくためにできることはなんでしょうか?

佐々木 まずは良い商品をつくること。今グローバルでは「TOTO CLEANOVATION」という言葉を使って、きれいと快適を叶える代表技術、「きれい除菌水」「セフィオンテクト」「フチなし形状/トルネード洗浄」を広めています。そして、安心して長くお使いいただくためにはサポートやメンテナンスも欠かせません。トイレや浴室は一度買ったら20年くらいはお使いいただくことが多い商品。その間も、きちんとお客様とのつながりを持って、「次もやっぱりTOTOがいい」と思ってもらえるようにすることが大事です。繰り返しますが、これは簡単にはできないこと。具体的な施策は国や地域の特色によって変わりますが、「TOTOグローバル環境ビジョン」の取り組みや私たちの商品、そして想いを、もっと世界中に発信していければと思っています。

「社内でいちばん環境意識が高くないといけないポストなんです(笑)」と話す佐々木さん。
ここにも注目!

WEBサイトを大幅リニューアル!

昨年12月、「環境」に関する情報をお届けしてきたWEBサイトを大幅にリニューアルしました。
今後は、コンテンツもリニューアルして、商品開発や取り組みの裏側など、さまざまな活動を幅広くお伝えしていく予定です。どうぞ、ご期待ください。

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