社会の課題は変化している。TOTOは、どうだろう?

環境テーマにとどまらない社会課題に取り組む
「TOTOグローバル環境ビジョン」とは。

創業以来、「水」に深く関わる事業を続けてきたTOTOグループ。環境貢献活動のベースとなってきたのが、2014年に策定された「TOTOグローバル環境ビジョン」です。2018年4月からは、これまで取り組んできた「環境」に加えて「きれいと快適」「人とのつながり」という新たなテーマを盛り込み、より幅広い活動がスタート。TOTOが目指す社会課題への取り組み方とは? ESG推進部のグループリーダー、佐々木健二さんにお聞きします。

佐々木 健二(ささき・けんじ)
経営企画本部 ESG推進部 環境商品推進グループ グループリーダー
  • 1992年
    TOTO株式会社入社
    入社後18年間、浴室開発部に所属。システムバスの開発をはじめ、気泡浴槽や自動排水栓、浴槽洗浄システムを企画・開発した。
  • 2010年
    マーケティング本部へ異動し、システムバスルームなどの市場調査や商品企画に従事。
  • 2016年〜
    現職となり、環境配慮商品の開発促進と認知活動を進めている。

社会の成熟度に合わせ、
取り組むテーマを拡大。

昨年度より、「TOTOグローバル環境ビジョン」の掲げるテーマが「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」の3つに広がりました。どういった経緯でのリニューアルだったのでしょう?

佐々木 TOTOはこれまでも節水やCO2削減といった環境配慮商品の開発に注力してきましたが、そうした取り組みをさらに進化させるため、2014年に最初の「TOTOグローバル環境ビジョン」を策定しました。「環境」というテーマのもと、薬品や洗剤を使わず水から作られる「きれい除菌水」や、節水しながら心地よさも両立する「コンフォートウエーブシャワー」などを発売し、現在も普及に力を入れています。その一方、これまで事業を続ける中で、取り組むべきテーマは環境だけでいいのかな? とも気づいたのです。お客様の掃除のしやすさや使いやすさ、人とのつながりも押さえていかないといけないよね、と。2017年にミッションを見直したことに合わせて、その後2018年に「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」をテーマに掲げた新しい「TOTOグローバル環境ビジョン」へと進化させました。

2018年4月に見直した「TOTOグローバル環境ビジョン」。
事業と社会課題への取り組みが一体化したようなイメージですね。

佐々木 私たちの商品は皆さんの生活に関わるものがほとんどですから、事業そのものが社会に深くつながっていると考えています。TOTOは創立者の大倉和親が「健康で文化的な生活を提供したい」という強い信念のもと、衛生陶器の製造を始めました。その後、時代とともに衛生的な暮らしが広く実現していくと、環境問題やユニバーサルデザインといった新たに生じた課題に取り組み続けて・・・・・・社会の成熟に合わせて事業テーマを拡大しています。現在の到達点が、新しい「TOTOグローバル環境ビジョン」なのだと思います。

TOTOの事業テーマは、SDGs(持続可能な開発目標)のテーマとも深く関連しています。まさに時代が求める課題に向き合っているのだなという印象です。

佐々木 そうですね。世界のステークホルダーの期待や要請も変化を続けていて、国連のSDGsはその象徴です。
私たちTOTOグループは豊かで快適な生活文化を求め、その時代の生活者にさまざまな商品やサービスを提供してきました。真摯に続けてきたこの取り組みは、現在のSDGsにもつながっていると考えています。
商品開発などを実際に行っている社員としては、こうしたテーマやミッションが変わったからというよりも、今まで行ってきた事業を当然のように引き続き行っていくという感覚が強いのかもしれません。

(写真左)右から2番目が創立者である大倉和親。
(写真右)衛生陶器の啓発のためにつくられたパンフレット(1918年)。清潔な暮らしを広めたいという社会貢献への想いは、創業当時から変わらない。
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