GREEN STORY エコの裏には物語がある 進化を続ける、TOTOの節水・エコ商品。誕生までのストーリーを、開発担当者のインタビューでご紹介します。

Vol.37

工場排水は、もっとリサイクルできる!

浄化処理水の河川放流ゼロを実現する「水循環システム」誕生
<前半>

2017年にリニューアルしたTOTO小倉第二工場。水栓金具の製造を主に行うこの工場で、めっき工程における排水を完全リサイクルする「水循環システム」が新たに設けられました。背景にあったのは、「TOTOグローバル環境ビジョン」の実現という目標。一体どのような仕組みで、どのように排水をリサイクルしているのでしょうか。めっき工程全般のリニューアルを担当したお二人に詳しくお聞きしました。

使用水量、ひと月16,000トン。
河川放流、なんとゼロ!

全体像が見えたところで、まずは水洗排水の方を詳しくお聞きします。
イオン交換装置はたしかリニューアル前も使っていたそうですが……

高松 そうなんです。以前の排水システムでは、イオン交換装置で環境に害がないレベルまで水を純水化し、河川に放流していました。ですが、新システムではめっきの洗浄に再利用したかったので、そのためにはさらに浄水化のレベルを上げて水質を高める必要があったのです。そこで、より性能の高いイオン交換装置を導入。なんせ使っている水量が多いので、何とか無駄なく使えないかと。ひと月16,000tですから。

ずらりと立ち並ぶ最新型のイオン交換装置。浄化水の水質が一段と高まった。
16,000トン!? 25mプールの水量が約500tと言われているので……プール32個分!

高松 すごい量ですよね(笑)。めっき工程に必要な水の量は変わりませんが、今まではその水を工場用水として引いていたのに、今はすべて再利用で賄うのでゼロに。言い換えれば、地域の水資源をそれだけ確保できている、ということです。

部品を洗浄し、その排水を浄化し、再び部品の洗浄に。
つまり、永遠リサイクルできるということですか?

三瓶 もちろんイオン交換樹脂の取り換えは必要ですが、それも五年に一度くらい。水を浄水化できる限り、排水はずっと循環してリサイクルできます!

当時の設計図を見ながら。工場の建設と並行しての新システム導入だったので、レイアウト設計などに苦労した。

めっき工程は使う水量が多い分、水を再利用することで環境貢献へのインパクトも大きくなることがよくわかりました。ではもう一方の排水、「廃液」についてはどのような再利用ポイントがあるのでしょうか。詳細は次回後半でご紹介します!

ここにも注目!

TOTOが取り組む環境活動

豊かな自然の中にあるTOTO小倉第二工場。周辺には干潟があり、絶滅危惧種のカブトガニも生息する貴重な環境です。この工場で働く人たちは、工場の周辺清掃にとどまらず、近隣の東朽網校区まちづくり協議会主催の『水と緑の美化プロジェクト』にも参加。水晶山、もみじ谷、昭和池、朽網川、希少生物が生息する曽根干潟と、水の上流から下流まで足を延ばして地域環境を守る清掃を行っています。
また、TOTOグループ全体としても、水環境基金を設立し市民による環境保護活動を支援するなど様々な環境貢献への取り組みを進めています。詳しくは下記HPをご覧ください。
https://jp.toto.com/company/environment/
mizukikin/index.htm

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