GREEN STORY エコの裏には物語がある 進化を続ける、TOTOの節水・エコ商品。誕生までのストーリーを、開発担当者のインタビューでご紹介します。

Vol.35

常識を変える水栓は、きっとつくれる。

祝! 建築設備技術遺産認定
「アクアオート」の誕生と進化を支えた想いとは。
<進化編>

1984年に誕生した自動水栓「アクアオート」。初代発売以降、技術的な困難や普及の課題を克服しながら、「アクアオート」はその節水性やユーザビリティをますます高めていきます。今回は「進化編」として、その技術革新の歴史にクローズアップ。さらに、初代から進化を見守り続ける開発者たちが「アクアオート」の今後に期待していることもお聞きします。

「今までなかったものをつくりたい」――
その想いが、私たちの生活を変える。

そうした進化を経て、最新モデルではいよいよTOTOの看板技術、「きれい除菌水」が搭載されるに至りました。こちらのお話は次回、今後の開発現場を担う若手開発員にじっくりお聞きする予定です。それにしても、お二人が生み出した「アクアオート」、今後もまだまだ進化は止まなさそうですね。

田中 最初にお話した通り、TOTOは「クリーンとグリーン」を基本に、もう40年以上も商品をつくり続けています。清潔も節水も、やれることの限界に来ているかもしれません。でも、それを彼ら(現役開発メンバーたち)が超えてい くんですよ。

私たちも毎回毎回、「もうネタ切れだ!」と思いながら開発をしていました。市場が欲しがるものをつくるだけではダメなんです。お客様の声の裏側にある潜在的なニーズを掘り起こして、それに応えるものをつくらないと、「今までなかったもの」は生まれません。そのために、チームでアイデアを出し合って、技術交流をして、失敗をしながらも新しいことに挑戦する。

まさに、お二人が長年繰り返してきたことですね。

田中 そう、繰り返しなんです。技術というのは必ずつながっていくので、一度失敗しても、それをゴミ箱に捨てず温存しておく。そうすると、また次の誰かがそれを成功させ、思いがけもしないものが生まれるんです。それが見たいですねぇ。これからの開発者には、「うわ、すごい。いいじゃん!」って言えるものをつくってもらいたいです。

取材の場には、最新版「アクアオート」の開発を担当された村田さんも同席。
大先輩たちの期待はエールか、それともプレッシャー?
ちなみにお二人は、具体的に将来、こんな商品ができたらと思うようなものがありますか?

濱中 さっき学習機能の話がありましたが、AI技術を上手に取り入れた「かしこい水栓・心地よい水栓」ができないかと考えています。「おもてなし」と言いますか、私たちの心を先読みして、それに合わせて動いてくれる水栓。心地よさというか、感性に訴える水栓になっていけば、と。

あとは……自動水栓はまだパブリックでしか普及していないので、今後は家庭でも普及して欲しい。これはずっと考えているんですが、なかなか。絶対に便利だと思うのですが……。

田中 世の中の流れ的にも、IoT(Internet of Thingsの略。様々なモノがインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのこと)との連携は進んでいくと思いますね。インターネットとつながる水栓。ウォシュレットもきっとそうなるんじゃないでしょうか。使用データを蓄積して病院とつなげれば、病院へ行かずに正確な健康管理ができるようになります。

家庭への普及や、AIやIoT連携……
実現したら、また暮らしの常識が変わりそうでワクワクします!

田中 そう! まさに、生活を変えたいんです。それができたら本物ですよ。その開発は成功だった、一歩先へ行けたと思っていい。ラッキーなことに、水回りの商品開発にはまだまだそのチャンスがありますからね。我々にはもうそん なに時間がないけど、生きている間に新しい生活を見てみたいなあ(笑)。

私たちの生活を変えた「証」として、住宅設備の歴史に残り続ける「アクアオート」。

まさにTOTOのエコ商品を、そして開発現場を知り尽くしたお二人。これほどたくさんの開発に携わってもなお、未来への期待は膨らむ一方。「新しいものを見たい」という開発者魂を強く感じました。さて、その魂を受け継いで、最新版のアクアオートはどうなっているのか。次回「最新編」も、どうぞお楽しみに!

ここにも注目!

今でも現役活躍中!
街に残る歴代アクアオートたち

「一番うれしいのは、開発した商品が使われている現場を見たとき」と語る田中さん。今でも、歴代のアクアオートが現役で使われている場所も残っています。石川県の某寺院では、84年発売の初代アクアオートが今もしっかり活躍中。O-157が流行したときに小学校からの要請で開発した壁付けタイプのアクアオートは、現在ある大学で、イスラム教の学生が礼拝時に使用する足洗い専用の水栓として重宝されているとか。「イスラム教の方が礼拝時に足を洗われること自体知らなかったので、新鮮な驚きでした」と濱中さん。まさに、世の中のグローバル化が進んだ結果です。みなさんも、街で自動水栓を見かけたら、ちょっと気にしてみてください。その機能によって、時代の移り変わりを感じられるかもしれません。

今回取り上げた「アクアオート」の詳細はこちらから。

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