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トートー×マガジンハウス グリーンジャーナル
vol.4 「今日のランチ、何km食べた?」食べるもので、CO2の排出量を減らす。
第3章 CO2の排出量が少ない食べ方 あれこれ。
アースデイマーケット
代々木公園で開催されたアースデイマーケットは、どしゃぶりの雨にも関わらずたくさんのお客さんが訪れた。(写真/柿澤りか)
国産の食べものを食べることで、取り戻すもの。

「国産のものを食べよう!」というムーブメントも密かに、熱く盛り上がっています。そこには環境問題を考えて、という思いもあれば、安心安全な食べものを食べたいという気持ちもあり、はたまた鮮度のいいおいしいものを食べたいという純粋に「食」を追求した欲もあります。
東京の代々木公園などで月に1度開かれている「東京朝市アースデイマーケット」では、関東近郊の生産者が集まって、自作の野菜やお米、加工食品を販売しています。殺虫剤や農薬をあまり使わず栽培された野菜が、露地店頭に並び、朝から大勢の人が詰めかけるほど大人気です。この朝市にかぎらず、その土地土地で開かれている朝市は、地元の生産者が売りに、住んでいる人が買いに来て、地元で採れたものを地元で食べる=地産地消スタイル。地元市は、食材の輸送距離が短く済んでいます。
地元で食べるとまではいかなくても、国産のものを食べてと、赤提灯ならぬ「緑提灯」が灯る居酒屋も増えています。「緑提灯」とは、使っている食材が、国産のもの50%なら星1つ、60%なら2つ……と、お店の自己申告で提灯に星を描き、国産度を示すお店の活動です。
「とくに法律や規則で縛るのでもなく、いわゆる“ユル系”(笑)。ですが、自覚的・自発的な店主さんたちの心意気や覚悟を尊重し、そういうお店を応援するということに共感する人が増えたんじゃないかと思います」と緑提灯応援事務局の水島明さん。ほんの4年ほど前に小樽の居酒屋さんが始めたことが、今や全国に広がり、緑提灯を下げているお店は2100店以上にも。「外国産食材がすべて悪とも思っていません。安心しておいしいのが一番。そういう意味で、誰がどんな風に作ったか知ることが難しく、遠くからたくさんのエネルギーを使って運んでくる食材よりも、身近で新鮮というのが、国産食材の魅力なのではないでしょうか」(水島さん)。
外国からの食材も、私たちの食卓を彩ってくれる。けれど、輸入食材に頼りきってしまうことで、見落としたり、失くしたりするものもあるかもしれません。外国とのやりとりに不都合が起ったとき、どうなるか……という心配もありながら、日本各地に残る伝統野菜や郷土料理など、風前の灯火です。食材があってはじめて、“ご当地もの”や“味自慢”があるもの。それがふだんの食材で国産を選ぶことで、私たちの国に息づく食文化を、食文化を担う食材を、そして食材を育てる自然環境を、取り戻すことにつながっていくかもしれません。そのためにちょっとずつ、poco a pocoで、私たちができることをやっていきたいものですね。
東京朝市アースデイマーケット
「東京朝市アースデイマーケット」は毎月1回、代々木公園などで立つ本格的なファーマーズマーケット。関東近郊の生産者がずらり。地産地消を提唱しているのはもちろん、自然派の農家やオーガニック製品を販売するブースがほとんど。2年近く続いていて、10時の開場とともにお客さんが押し寄せる。(写真/柿澤りか)
緑提灯 イメージ
緑提灯 奇しくも「フードマイレージ・キャンペーン」が発足したのと同じときに、北海道小樽で初声を上げた「緑提灯」。応援隊の義務は「赤提灯と緑提灯が並んでいたら、迷わず緑提灯に入ること」。
「国産を食べよう国民運動」イメージ
フードアクションニッポン 農林水産省が提唱している「国産を食べよう国民運動」。今年1月から始まり、日本国内の食料自給率を上げることを目標にしている。(写真/柿澤りか)


参考リンク・取材協力
フードマイレージ・キャンペーンについて
カーボンフットプリントについて
大地を守る会
カフェ・レストラン「ツチオーネ」
東京朝市アースデイマーケット
緑提灯
フードアクションニッポン
 


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