豊かな自然の中で、
「生きる」ことを学ぶ、
モリウミアスの宿泊体験。
公益社団法人MORIUMIUS 油井 元太郎さんに
お話をお聞きしました。

森と海に恵まれた石巻市雄勝町に建つ、
築93年の廃校が学びの場として生まれ変わりました。
豊かな自然のなかでたくましく生きる力を身につける、
こどもたちのための複合体験施設モリウミアス。

公益社団法人MORIUMIUS代表の油井 元太郎さんに
自然と水に囲まれた場所で学ぶ、
「生きること」「暮らすこと」そして「環境のこと」について、
お話をお聞きしました。

  • 公益社団法人MORIUMIUS

    こどもたちの好奇心と探究心を刺激する複合体験施設モリウミアスは、石巻市雄勝町の築93年の廃校を再生し、2015年7月にその活動を開始しました。
    自然と向き合い、そこで暮らす人と触れ合う7日間の宿泊体験で、わたしたちが自然の中の水や空気に生かされていること、生きるとはどういうことなのかを学ぶことができます。

自然と共存。生きる知恵を学ぶ

施設を始めようと思われたきっかけは何でしょう

東日本大震災後にボランティアとして炊き出しに来るようになって、この雄勝町にたどり着きました。
沿岸部はやはり被害も大きくて。雄勝町は、4,300人くらいが暮らしていた町ですが、今、1,000人もいない。命もたくさん失われましたが、町から出て行く人も多く、「消えゆく町」としてメディアに取り上げられるほどです。

急激に地域の過疎化が進んだ・・・

そうですね。
過疎化、高齢化、少子化といった問題が、震災によって激化してしまったたように思います。

ではモリウミアスも地域再生を目的に?

一番の目的は教育です。
でも僕たちがここで活動し、外から来る人たちとここに住む人たちが交流する場をつくることで、地域の在り方も少しずつ変わっていく可能性があると思います。
モリウミアスを通じて雄勝町に訪れる方が何千何万人と増えていく。そして皆さんが、雄勝町を第二の故郷のように考え、気にかけてくださる。地域として存続していけるかどうか、僕たちにとってのチャレンジでもありますね。

素晴らしい取り組みですね

ありがとうございます。
ここは、日本の豊かな自然を凝縮したような場所です。
森と海が繋がっていて、昔ながらの暮らしが残っている。この場所で、子どもたちに自然と共存するための暮らしの知恵を学んでもらい、ほんとうの意味での生きる力というものを身につけてもらいたいですね。

ほんとうに。海沿いの道を通ってきましたが、とても素敵な場所で

穏やかな自然に溢れた場所がまだまだたくさん残っています。
日本は食べ物も美味しく、資源も豊か。ここに来れば、美味しい水や空気が身近にあって、土や木に触れる環境がある。モリウミアスで数日間過ごすだけでも、感じることはたくさんあると思います。

都会の方にこそ、体験してもらいたい

そうですね。体験後の子どもたちのアンケートを見ていると、『生きることを実感できた』という感想をもらうことがあります。
彼らは、普段、食べ物が当たり前のように手に入る環境に暮らしています。
何もしなくても食事が出てくる。誰が作ったかを考えることもない。便利さの陰で、こころの豊かさが失われていくんじゃないかと思います。
普段の生活の中では生きることを感じづらくなっているんでしょうね。
地域に残る豊かさを感じに、人がどんどん地域に訪れるべきなんだと思います。

エコカフェ企画による、暮らしの達人インタビュー。人と暮らしの間にある様々なモノ・コト。多種多様なジャンルで活躍されている方に、環境のこと、暮らしのこと、生活を豊かにする秘訣、などなど、様々な角度からお話をお聞きするコンテンツです。

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