杉本貴志のデザイン


「線・空間」


'88年3月18日〜4月16日

 会場の空間全体が杉本の作品である,“線”をモチーフにしたアクリル・パイプが,会場を二分する.“線”と“線”との間に生まれる空間は,見る角度によってその狭間に全く異質な空間を生み出す.空間は面によって規定される.面で領域が設定されるともいえる.“瞬間的に意図されて発生する空間”.その効果をねらって会場は構成されている.インテリア・デザインの概念は,その時代や社会の変化に応じて変貌するものであるが,デザインのもつ意味をつきつめていくと,情報と造形という側面が見えてくる.
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 白鳥美雄撮影


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