エットーレ・ソットサス





'97年9月24日〜'97年11月1日

 1950年代より、数々のセンセーショナルなデザイン・ムーブメントの中心的役割を果たしてきたソットサスが、'90年代に入って、突然「もはやアバンギャルドは死んだ~」という衝撃的な宣言をした。今回の作品展は、この宣言を受けて、より普遍的な表現へとシフトしていく'90年代のソットサスの活動を総括しようとするものであった。
 "UNSPOKEN ARCHITECTURE"、それは、雄弁ではないけれど、強い意志を内に秘めた建築~だとソットサスは言う。それは同時に、50年におよぶ前衛活動の後に到達した、彼自身の現在の姿ともいえるだろう。そうした意味で、この作品展はソットサスの新境地を示すとともに、デザインの本質を問いなおす視座を私たちに与えてくれるものになったであろう。
exhibition scene

exhibition scene
撮影 ナカサ・アンド・パートナーズ


講演会 : エットーレ・ソットサス講演会−UNSPOKEN ARCHITECTURE
      9月24日 東京・草月ホール
      9月25日 福岡・パピヨン24ガスホール


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