毛綱毅曠の建築
「都市の遺伝子」
'88年2月8日〜3月12日
会場の中央に,コスモス(宇宙)空間としての大きなシェルターが置かれ,その内部はほの暗い人間の胎内空間を象徴する.さらにその一隅に,万物の発胚の種子ともいうべき特大の卵が置かれている.生命の根源,生成因子としてのこの卵には,毛綱の過去の記憶=遺伝子が封印されている.卵はやがて孵化し形となって,コスモス空間をとりまくドローイングの世界へと転写されていく.華麗に,極彩色に彩られた曼陀羅の世界に.毛綱ならではの独特の世界が,8つのプロジェクトを中心に展開される.
藤塚光政撮影
講演会 : 都市の遺伝子
2月 9日 東京・建築会館ホール
2月16日 沖縄・R・B・Cホール
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