タイトルは，そのままこのグループの活動形態を端的に表現している．会場中央に設置された金属と木のオブジェは，彼らの工房でつくられたひとつの装置である．装置の上部は計画中のプロジェクトの部分模型がはめ込まれ，その断片を伝えている．下部装置には，１００の引き出し．ここには過去の作品のドローイング１００枚が収められており，自由に引き出して見ることによって，これらのプロジェクトに参画できる．同時に展示されている椅子やランプもまた，モーフォシスの工房で生み出されたものである．かたわらに置かれたつくりかけの部材が，彼らのワークショップ的活動形態を暗示している．