'94年3月9日〜4月16日
入口部分からガラス面を突き抜けて庭の奥まで,20mの軌道が伸びている.その上を直径2mもの円盤がゆっくり回転しながら,端から端まで往き来する.“Line And Wheel”と名づけられた装置である.この軌道のわき,会場中央に“Maquette Dais”と題された巨大な自動計量器のようなオブジェがある.アルミ板で包まれた円筒の,わずかに傾斜したトップに大小6つの円盤がはめ込まれ,それぞれのアルミの模型が回転している.2つのオブジェのどこまでも静かな運動が,何かを訴えている.リベスキンド独特の,アンビバレントな世界である.
藤塚光政撮影
講演会 : 豊饒の沈黙
3月 9日 東京・ヤクルトホール
3月11日 大阪・朝日生命ホール
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