近藤康夫

「Missing・LINK
 非意図的なるものへの予兆」


'90年5月11日〜6月14日

 会場は,小さく区分されたそれぞれ異なる空間が迷路のようにつながれて構成されている.ひとつの空間からこの迷路を通り抜け次の空間へ足を踏み入れるたびに,既に知覚した空間は瞬間的に消滅し,記憶の中から消え去る.ここで体験する間隔は,生産と消費を絶え間なく繰り返している今日のインテリア・デザインの宿命にも似ている.その中で社会におけるインテリア・デザインの質的変革を求める,近藤の意図が十分にうかがえる展示である.
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 藤塚光政撮影


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