石井和紘の建築


「部分の増幅法」


'86年2月13日〜3月26日

 これまでの15年間の建築活動の集大成ともいうべき作品展.「直島幼児学園」(1974)にはじまり「クライスラー・ハウス」(1987)に至る,住宅を中心とした23のプロジェクトの模型が重層するかのごとく所狭しと並んでいる.これらの模型を補足するパネルが,周囲の壁面全体を飾る.歴史的形態からの隠喩,さらには既存の建造物からの部分的転用といった石井の多才ぶりを,これらの模型や実作品の写真から読みとることができる構成となっている.
exhibition scene
 鈴木喜一撮影
講演会 : 部分の増幅法「ポスト・戦後」のはじまり
      2月20日 東京・建築会館ホール
      3月11日 大阪・テイジンホール


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