ディラー+スコフィディオ
スローハウス




'92年5月20日〜6月17日

 既成の建築の概念を超えた活動をする2人は,パフォーマンスやインスタレーションを自己表現として用いている.ここでの展覧会は,彼らが建築を通して会得したいくつかのリアリティを見るものに追体験させ,その心象の中で全体像を再構成させるといった手法がとられた.24点のガラスのスクリーンが整然と並んだ室内.液晶のスクリーンは電流が流れると透明になり,切れると乳白となる.それらひとつひとつのオブジェを覗き込むと,時にはそこに物語が浮び上がり,時にはガラスの向こうに模型が現れる.新しい予感を受ける演出である.
exhibition scene exhibition scene
 藤塚光政撮影
講演会 : Flesh
      5月21日 大阪・朝日生命ホール
      5月22日 東京・建築会館ホール


閉じる

Copyright (C) 1996 TOTO LTD.