'93年6月11日〜7月17日
アルキテクトニカの建築には,赤・青・黄・白などの原色への還元を見ることができる.その色分けは,建築の構造要素の区分と一致している.建築形態は,立方体・直方体・角錐・球といった最も純粋な幾何学的エレメントに戻ろうとしている.しかしそれは静的な統一体ではなく,実は動的なエレメントの集合である.そのダイナミズムには,曲面や空洞や水や樹木までが受け入れられる.つまり,モダニズムの建築に潜在する表現の振幅の大きさを,自ら証明している.会場には,彼らのこうしたスタイルの要素がオブジェ・模型・ドローイングとなって散りばめられている.
藤塚光政撮影
講演会 : Ideas
6月11日 東京・ヤマハホール
6月15日 大阪・朝日生命ホール
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