池田昌弘 Ikeda Masahiro/建築構造家

「構造」という建築の要が最も自然に収まる方法を発見している人―その眼差しを追う
1964年静岡県生まれ。87年名古屋大学建築学科卒業。89年同大学大学院建築学科修了。木村俊彦構造設計事務所、佐々木睦朗構造計画研究所を経て、94年池田昌弘建築研究所設立。2001年名古屋大学、東海大学、Royal University of Fine Arts, Stockholm非常勤講師。2000年吉岡賞、東京建築士会住宅建築賞、2001年松井源吾賞受賞。2000年「30代建築家30人による30の住宅地」出展。構造を手掛けた作品に、99年「ナチュラルシェルター」「鎌倉山の家」、2000年「仙川の住宅」「有田陶芸倶楽部」など多数。2000年6月〜2001年3月『新建築』にて「TRANS CULTURE日記」連載。

入江経一 Irie Keiichi /建築家、IAMAS教授

建築とアート、建築とネットワーク環境などの境界で活動を築いている氏が語る建築観
1950年東京都生まれ。74年東京藝術大学建築科卒業。76年同大学大学院建築科修了。76〜80年東京工業大学建築学科篠原研究室。80年入江一級建築士事務所設立。87年パワーユニットスタジオに改称。現在、岐阜県立情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授、芝浦工業大学建築工学科講師。93年アーキテクチャー・オブ・ザ・イヤー、94年松井源吾賞、96年吉岡賞受賞。96年ベネチア・ビエンナーレ展(イタリア館)出展。主な作品に「石打ダム資料館」「W house」「C house」など。

片山正通 Katayama Masamichi /インテリアデザイナー

空間とモノと人とを「楽しく」なるように結び付けているデザイナーのスタンスを聞く
1966年岡山県生まれ。88年岡本好司設計室入社、90年デザインバリューを経て、91年フリー。92 年黒川勉氏とエイチデザインアソシエイツ設立。2000年同社を解散、ワンダーウォール設立。人気ブランド「A BATHING APE」各店や、「MARC JACOBS & FIRST OPTION」(青山)、「And A」(青山)などのブティック、飲食店「INDIVI CAFE」(新宿)、「THE BANK」(鎌倉)、家具店「TIME& STYLE-galleria-」(青山)、ステンレスボディのコンピュータ「CIGARRO PC」など、多くのインテリア及びプロダクトデザインを手掛ける。2001年8月に3、4F内装を手掛けた「大阪ソニータワー」(心斎橋)がオープン。

小阪 淳 Kosaka Jun /アートディレクター、デザイナー

建築では表現できない空間の秩序や力を感じさせる氏のドローイングからの発信を見る
1966年大阪府生まれ。90年大阪大学建築工学科卒業。92年 東京藝術大学大学院建築科修了。94〜99年『SFマガジン』(早川書房)装画、94年「NTTコミュニケーションワールド」アートディレクション、96年「metaTOKYOプロジェクト」アートディレクション、97年「マクドナルドミュージアム」インテリアデザイン、2000年Sony Explore Science(北京)に設置のための作品制作、ウェブサイト「REALTOKYO」アートディレクションなどを手掛ける。2001年4月〜朝日新聞にヴィジュアルを連載中。

芹沢高志 Serizawa Takashi/アート・環境プロデューサー、P3ディレクター

帯広でのアートプロジェクトを通して、氏のトランスジャンルな活動を紹介
1951年東京都生まれ。神戸大学数学科、横浜国立大学建築学科を卒業後、リジオナル・プランニング・チーム主任研究員として生態学的地域計画に従事。87年東長寺新伽藍建築計画参加。89年「P3」開設、東長寺境内地下の講堂をベースにさまざまなアート、環境、出版プロジェクトを展開。REALTOKYO(http://www.realtokyo.co.jp/)発行人。2002年帯広で開催の野外インスタレーション展「デメーテル」の総合ディレクター。著書に『この惑星を遊動する』『月面からの眺め』など。

タナカノリユキ Tanaka Noriyuki /アーティスト、アートディレクター、映像ディレクター

とどまることを知らずに楽しく自由に拡張を続ける、その活動の領域が向かう先に迫る
1985年東京藝術大学大学院美術研究科修了。グラフィック、空間造形、映像、パフォーマンス、環境デザインなどさまざまなビジュアル表現を駆使して活躍するビジュアルアーティスト。80年代後半からアート、デザインの数々の賞を受賞し、国内外での展覧会、プロジェクト、レクチャー、科学者とのコラボレーションワークなどのアートワークと共に、ピーター・グリーナウェイの映画「The Pillow Book」の美術、サイエンスミュージアムの設計、ミュージッククリップ、CMの演出、ユニクロのクリエイティブディレクターとしても国際的に活動している。

馬場正尊 Baba Masataka /エディター、建築家

自らもトランスしている氏がスペシャルゲストとともに「建築の可能性」の広がりを考える
1968年佐賀県生まれ。94年早稲田大学大学院建築学科修了。2001年同大学建築学専攻博士課程満期退学。94〜2001年6月博報堂にて「世界都市博覧会」「東京モーターショー」などの都市計画、事業計画に携わる。現在、雑誌『A』編集長。『A』の制作者ネットワークであるA activityを中心に設計活動、都市計画などを行う。近況に、沖縄チルドレンズミュージアム、レゾナンスオフィスのインテリア設計、三菱地所との協働により丸の内地区活性化「インタラクション・プロジェクト」のプログラムなどを手掛ける。

韓 亜由美 Han Ayumi /都市景建築家 'Urban-scape Architect'

移動するための空間では景色に速度が加わる―通り過ぎる都市景をデザインする視点
1958年東京都生まれ。82年東京藝術大学デザイン科卒業。ミラノ工科大学建築科留学、粟辻デザイン室、SUTUDIO SOWDEN Milano、クラマタデザイン事務所などを経て、91年ステュディオ・ハン設立。都市の橋、トンネルなど土木構造物のデザインや高速道路の走行空間のシークエンスデザインを手掛ける。「速度と知覚・感覚」をテーマに実験的インスタレーションも展開。97年第1回ロレアル賞奨励賞受賞。主なプロジェクトに、「東京湾アクアライン・シークエンスデザイン」「第二東名高速道路豊田ジャンクション全体景観設計」など。

三上晴子 Mikami Seiko /アーティスト

さまざまな知覚―リアルな生命と電子世界の感覚を同時に刺激するような創作活動の展開
1961年静岡県生まれ。2000年3月までニューヨークを拠点に欧州で作品を発表。現在、多摩美術大学情報デザイン学科専任講師。近況として、96年アートラボ第6回企画展「Molecular Informatics: morphogenic substance via eye tracking」(東京、ヒルサイドプラザ)、97年常設展示「World, Membrane and dismembred body」(東京、ICC)、98年ダッチ・エレクトリック・アート・フェスティバル「The Art of the Accident」(オランダ)、99年「Singular Electrics」(スペイン、ミロ現代美術館)、2000年「Vision Machine」(フランス、ナント美術館)など多数。

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