
1980年にTOTOが初めて市場に出したウォシュレットは、アジアをはじめアメリカなど累計3,400万台以上の販売数で、大きな成功をおさめています。現在日本では70%以上の世帯が、温水洗浄便座を使用しています。しかし欧州におけるこの市場はまだ発展途上にあります。欧州市場において、この新しい衛生文化は、高性能で信頼のおける技術を搭載し、かつ高品質なデザイン製品であることが求められます。
この性能、技術とデザインの融合によって、価値が認められるものです。このような背景から、Mettlach(メットラッハ)の陶磁器メーカーVilleroy & Bochと、世界をリードする日本のサニタリーメーカーTOTOが、この提携を決定しました。
ViClean Ultimateは、Villeroy & Bochブランドの製品として、“powered by TOTO” を付して市場に導入されます。機能およびフォルムに対する要求が多い製品である温水洗浄便座には、革新的な技術が詰め込まれています。バルーンジェット技術(※1)を伴う洗浄機能は、やさしい洗い心地を実現。その他にも洗浄方式を多数搭載しています。ViClean Ultimateは、細かい水勢調整が可能で、暖房便座や、快適な乾燥機能も内蔵されています。さらに、強力な脱臭フィルターや、高度なセンサー技術を駆使した自動開閉の便ふた・便座が装備されています。洗浄水量は、TOTOの最先端の技術により430 ml/分で、他社製品(欧州エリア)に比べて最大7分の1程度の節水となっています。さらにViCleanは、DIN(※2)・EN 1717(※3)といった法的基準に基づく規格に準拠しており、持続可能性、安全性、効率性に対するお客様の要求に対応しています。
(※1)バルーンジェット技術
吐水の際、ワンダーウェーブ洗浄のようなポンプを使用せず、水に空気を含ませて吐水する方式
すでに日本向け商品の一部では使用されており、吐水量をおさえつつ使用感を維持できる、TOTOのオリジナルの洗浄方式
(※2)DIN
ドイツ工業規格(国家規格)
(※3)EN1717
欧州における飲料水設備の汚染防止および逆流による汚染防止装置に対する一般要求を定めたもの
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