活動地域:インドネシア
公益財団法人 オイスカ
学校を中心とした水環境保全と環境教育
学校を中心とした水環境保全と環境教育
オイスカは、「人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、自然と調和して生きる世界」という理念の実現に向け、「ふるさとづくり」を活動の根幹にすえています。オイスカの目指す「ふるさと」とは、地球上に生きる人間や他の生命がバランスを保ちながら共生する持続可能な世界です。この「ふるさと」を守り育てるための実践活動がオイスカの活動であり、これを「ふるさとづくり」と呼び、人材育成、農村開発、環境保全および啓発普及活動などに取り組んでいます。
ジャワ島の学校を対象とした水環境の改善と環境教育授業
インドネシアでは、近年、急激な人口増加や多発している甚大な自然災害により、農村開発に欠かせない水を安定供給するために重要な森林が減少しています。そのため、オイスカでは、地域住民が森林や環境の大切さを知り、自ら森林保全に取り組むよう、各地で環境教育や住民主体の植林を行うほか、学校を拠点に子どもたち自身が森づくりを行う「子供の森」計画を進めています。 ジャワ島では、児童や教員に水環境保全に向けた実践的な環境教育を実施・拡充するとともに、小学校のトイレ・水タンクなどの水環境設備を支援し、子供たちの衛生環境改善に取り組んでいます。

・水施設を支援してもらったおかげで、今は水場が近くなり、毎日行うお祈り前のお清めも簡単にできるように
 なりました。新しい水場は綺麗で快適なのでとても感謝しています。(ブニワンギ小学校女子児童)
・環境を汚すのではなく、大切に守ることの重要性を学ぶことができ、とても勉強になっています。
 僕たちの生活のためにも有益なので、もっと多くの木を植えたいです。(ブニワンギ小学校男子児童)
・子どもたちの健康を守る上で、水環境施設の建設支援は、本当に大きな助けとなりました。
 (チベアス小学校教員)
・植樹やエコキャンプ、リサイクルやゴミ処理などについて学ぶことができ、大変嬉しいです。
 (チベアス小学校女子児童)
団体のなりたち
オイスカは、国際NGOオイスカ・インターナショナルを母体とし、その基本理念を具体的な活動によって推進する機関として1969年に設立され、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開しています。特に、人材育成に力を入れており、各国の青年が地域のリーダーとなれるよう研修を行い、研修修了後、各国の青年は、それぞれの国で農村開発に取り組んでいます。日本では、農林業体験やセミナー開催などを通しての啓発活動や、植林および森林整備による環境保全活動を展開しています。

エコキャンプ
トイレ建設工事
リサイクル工作

もっと詳しく知りたい方は...
Share

CLOSE