活動地域:モザンビーク共和国
モザンビークのいのちをつなぐ会
安全な水と衛生教育で、子どもたちのいのちをつなぐ
安全な水と衛生教育で、子どもたちのいのちをつなぐ
世界最貧国のひとつであるモザンビーク共和国では、人口の大半が貧困状態にあり、多くの解決困難な課題を抱えています。モザンビークのいのちをつなぐ会は、そこに生きる人々の生命の尊厳向上に貢献するため、住民一人ひとりが生き抜くために必要な「知識と知恵」を手に入れ、自らの力で解決できるよう支援しています。 スラム地区での教育施設の整備・運営、開発の遅れている農村地区での水道インフラの整備や衛生教育の実施、伝統文化をルーツとするアーティストの活動支援など、生活の質を改善する活動を展開しています。
ペンバにおける水と衛生の取り組み
モザンビークの中でも貧困率の高いカーボデルガド州のペンバの住民たちは衛生知識に乏しく、不衛生な環境のためにコレラなどの細菌感染症が発生しやすいため、5歳未満の子供の死亡率は2割近くにのぼっています。モザンビークのいのちをつなぐ会は、この地域における安全な水の確保と衛生習慣の普及・定着を目的に、給水・浄水設備の整備や、子供たちを対象とした衛生教育、街の美化活動などを実施しています。

・石鹸や歯ブラシ、歯磨き粉を初めて使いました。いいにおいがするし、きれいになった。
・爪切りと洗剤を初めて見た。
・トイレは異臭がするし、虫が上がってくるので、トイレ用殺菌洗剤は助かります。
・透明できれいな水を買わないで飲めるのはうれしいです。
・寺子屋に水がないとみんな困るので、修理してもらえて良かったです。(ペンバの子供たち)
団体のなりたち
モザンビークのいのちをつなぐ会の代表理事・榎本恵氏は、アフリカで目の当たりにした環境問題等の先進国の論理と貧困国の暮らしやニーズとのジレンマを解消すべく、2013年に団体を設立。同年、カーボデルガド州最大のスラムであるナティティ地区に、教育施設として学舎・寺子屋の建設に着手。モザンビーク人有志とともに、教育や衛生など、貧困層の生活の質向上に取り組んでいます。

洗剤を使用した食器の洗い方教室
歯磨きする子供たち
青年たちによる街の美化活動

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