リスクマネジメントシステム(※)で抽出した重大リスクの中で、環境汚染に関わる「環境に関する規制」を環境リスクとして位置付け、安全安心な社会の実現に向け、環境リスクの未然防止活動を継続的に推進しています。
環境マネジメントシステムの推進により、汚染の未然防止に努め、法規制遵守はもとより自主管理基準値を定めて、環境負荷の低減と汚染の未然防止に努めています。
環境法令違反件数 ※TOTOおよび国内外の連結子会社において、規制当局より罰則や処分を受けた件数
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
海外 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
東陶(大連)有限公司のめっき排水の基準値超過による罰金処分
東陶大連において、2017年6月にめっき排水基準値を超過した可能性がある状態で操業した罰則として罰金処分を受け、支払いを行いました。再発防止処置として、排水処理装置の排水流量計の記録を残す体制としています。
東陶機器(北京)有限公司の環境施設の運用不備による罰金処分
東陶北京において、2018年7月に環境施設の運用不備により、窯の排ガス洗浄設備の薬液層のPH値が基準値を外れていたことに対する罰則として罰金処分を受け、支払いを行いました。
再発防止策として、全員教育を実施しました。なお、他の事業所については問題がないことを確認しております。
南京東陶有限公司の化合物質貯蔵量違反による罰金処分
南京東陶有限公司において、2020年8月に化学物質の 許可貯蔵量に対し実際保管料が超過していた罰則として罰金処分を受け、支払いを行いました。再発防止処置として 、 化学品貯蔵量に対する管理体制の整備を実施しました。
TOTOグループは汚染防止への取り組みを強化するため、SOx・NOx・ばいじんの排出量低減を目指しています。
また、日本国内における水質総量規制制度対象の工場では、総量を一定以下に保ち水質の保全を行い、PRTR法対象物質に関しては、使用量、排出・移動量を調査と化学物質の適正な管理を行っています。
生産活動による環境負荷物質の排出量を抑制する活動を継続して実践していきます。
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
排出量(t) | 21.9 | 26.7 | 27.5 |
ダイオキシン類対策
TOTOグループで1台稼働していた工場内の焼却炉については、使用廃止届出(2012年2月)済みです。
PCB処理の推進
関連法に則り、高濃度のPCB(5000mg/kg超)を含有したトランス、コンデンサーおよび、安定器などの電気機器等を適正に管理し、中間貯蔵・環境安全事業(株)の処理計画をふまえながら、現在までに、849台の処分を完了しました(2023年3月末時点)。 低濃度のPCB(0.5mg/kg超で5000mg/kg以下)で汚染された電気機器等についても、PCB分析によりPCBの含有が判明次第、遂次処分を行っています。
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