親子連れにやさしい、これからのパブリックトイレへ

お子様連れのパブリックトイレの利用に関する調査

2025.3.19

TOTOでは、一人でも多くの方が利用しやすいパブリックトイレの実現に向け、お子様連れ外出先トイレでの利用時の困りごとや利用時の気持ち、車いす使用者トイレの利用実態を把握し、今後のパブリックトイレに求められる配慮・設備について調査を実施しました。今回は、7歳以下のお子様を持つ保護者のパブリックトイレの使用状況・困りごとをご紹介いたします。

親子で一緒に入れるトイレスペースが必要

外出時、子どもと一緒にトイレを利用することがある方は8割以上、小学校低学年相当の7歳児でも約7割が一緒に利用されています。
お子様と一緒に施設のトイレを利用して困ったことを伺ったところ「ブースに子どもと一緒に入ると狭い」「子どもが脱いだ服が床についてしまう」「自身の排せつ中に、小さな子どもを安全に待たせる場所がない」が上位のご意見としてあがっています。
これらの声から、パブリックトイレには、お子様連れで入れる広くゆったりしたスペースやお子様の衣服着脱の設備などが望まれていることが伺えます。

車いす使用者トイレは気兼ねしながら利用

外出先で、車いす使用者トイレをお子様と一緒に利用することがあるかという問いに対して、「ある」と回答された方は7割以上。お子様の年齢が低いほど、利用している実態があります。その理由としては、「親子で入れるスペースが欲しい」という方が最も多く、次いで「ベビーカーをトイレの個室内に持ち込みたい」というもの。おむつ交換をするときや2人以上のお子様と一緒に利用するとき、「子どもと性別が異なるトイレに行かせたくない」といった声も多くあがっています。
また、お子様連れの方は、約6割の方が車いす使用者トイレを利用することに対して気兼ねやためらいを感じていることから、保護者がお子様と外出する際に、車いす使用者トイレ以外に気兼ねなく、利用できる広めのトイレが望まれていることが伺えます。

関連記事:お子様連れ調査

今後も、TOTOが実施した調査結果や、マーケティング情報を継続的に配信していきます。レポートに関するご意見・ご感想がございましたら、下記アンケートへご自由にご記入ください。また、より詳細な調査結果、配慮ポイント、現場事例等をご紹介するセミナーを各種ご用意しています。

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