「私立かえつ有明中・高等学校」では、創作活動から芽吹き、社会を変える花を開くために、アーツセンター「BLOOM」を完成。トイレも、多様性に富んだ社会で活躍するためのダイバーシティ教育を視野に入れながら、充実した新たな学びの拠点にふさわしい、明るく快適な環境が実現されている。

建築概要

所在地 東京都江東区東雲2-16-1
施主 学校法人 嘉悦学園
設計 株式会社オザワデザイン 一級建築士事務所
施工 <建築>工新建設株式会社
敷地面積 17,888.03㎡
建築面積 297.00㎡
延床面積 702.63㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2024年3月

特長

建物の特徴

中高一貫教育を提供する私立「かえつ有明中・高等学校」は、創立100周年である2006(平成18)年4月に記念事業の一環として、有明キャンパスに移転し男女共学となった。このたび、アーツセンター「BLOOM」が完成。充実した学びの施設があるキャンパスには、感性を磨く試みとして図書スペースや多様な学習ができる「ドルフィン」と呼ばれる、いわば言語能力によるアウトプット中心の学びの拠点が設けられていたが、BLOOMは創作活動から芽吹き、社会を変える花を開くために、非言語能力によるアウトプット中心の場として誕生した。BLOOMというネーミングは、在校生の発案投票により決定。多様な個性の象徴となる「花」と新たな自分を見つける「開花」という意が込められている。

トイレの特長

同校は、全校生徒のうち約25%が帰国子女というグローバルな環境にあり、多様性に富んだ社会で活躍することも視野に入れダイバーシティ教育を実施。その教育方針もあり、BLOOMの計画当初は全ブースをオールジェンダートイレにする案も出ていたが、議論の結果、ユニバーサルトイレをオールジェンダートイレとするかたちに落ち着いた。そのためユニバーサルトイレのピクトグラムは、車いす使用者とオストメイト、男女のフォルムを合体させた人型としている。什器などとともにピクトグラムにも木材を使用。地場産業である新木場との親和性を高めている。また、「色味が少なく寂しい」といった生徒の声を反映し、男女別トイレのブース扉は、ブースごとに違う淡いカラーを用いて、色味豊かにしている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE