大阪府羽曳野市に位置する「四天王寺大学」では、講義室などがある2号館の1Fに設置されていた男女別バリアフリートイレを、性別を問わず利用できる「ジェンダーニュートラルトイレ」へと改修。大便器ブース4ヶ所と、左右勝手違いのバリアフリートイレ2ヶ所に改修し、使いやすさを向上させている。

建築概要

所在地 大阪府羽曳野市学園前3ー2-1
施主 四天王寺大学
設計 株式会社 ウエストジャパン
施工 株式会社 ウエストジャパン
敷地面積 約230,000㎡
建築面積 36.66㎡
延床面積 36.66㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2024年8月

特長

建物の特徴

「四天王寺大学」は、5学部、7学科、2研究科に短期大学部を併設した総合大学。その母体となる学校法人四天王寺学園は、聖徳太子が四天王寺を創建された敬田院のご精神に基づき設立され、2022(令和4)年に学園創立100周年を迎えた。大阪府の南部、羽曳野市に位置するキャンパスには、シンボル的存在となる八角形の講堂が校舎群の中心にあり、キャンパス全体が仏教伽藍のイメージを与えるものとなっている。2号館は、講義室などがある学舎であり、1Fは心地よい風が通り抜ける広々としたオープンスペースで、学生たちが集う憩いの空間。このたび、そこに設置されていたバリアフリートイレを改修。性別を問わず利用できる「ジェンダーニュートラルトイレ」へと改修することで、使いやすさを向上させた。

トイレの特長

ジェンダーニュートラルに対応するため、築26年が経過した男女別のバリアフリートイレを、性別を問わず利用できる大便器ブース4ヶ所と、左右勝手違いのバリアフリートイレ2ヶ所に改修。内装は清潔感溢れる白を基調とした明るい空間とし、入口サインなどは、わかりやすさと多様な利用者の性差等を強調しないよう工夫を凝らしたデザインおよびカラーリングとしている。大便器ブースの壁を天井まで立ち上げることで、防犯性やプライバシーを確保し、ゆったりとした、快適な利用空間となっている。さらに、通路などの幅も広く確保し、さまざまな身体状況の方を含むすべての利用者の動線が滞ることのない空間構成を実現。衛生性に配慮し、使い勝手のよい器具も選定されている。

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