「JR九州博多駅」は、九州最大のターミナル駅。若手社員を中心とした "恋するトイレ"プロジェクトを立ち上げ、このたび同プロジェクトの第一弾として、中央改札内トイレをリニューアル。博多ならではの内装デザインのもと、器具の取替やサインの整備を実施。清潔で思いやりにあふれるトイレが実現した。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
施主 九州旅客鉄道株式会社
設計 JR九州コンサルタンツ株式会社
施工 <建築>株式会社九鉄ビルト
<設備>株式会社 古屋工業所
建築面積 61.6㎡(トイレのみ)
階数 地下1階、地上7階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 (改修)2024年12月

特長

改修の経緯

「JR九州博多駅」は、JR九州のみでも1日に約10万人以上が利用する九州最大のターミナル駅。駅周辺には、ショッピング、ホテル、飲食店など多様な施設が充実し、観光客やビジネス客、地域の方などが九州の玄関口として利用している。前回の改修から15年が経過し、利用客よりトイレのにおいや混雑などに関する声があったため、利用状況や設備の老朽化をふまえ、若手社員を中心としたリニューアルプロジェクトを立ち上げ、"恋するトイレ"プロジェクト「HEARTFUL JR KYUSHU」をキャッチフレーズに整備を推進。そのプロジェクトの第一弾として、中央改札内トイレを、2024(令和6)年12月にリニューアルオープンした。JR九州では、2024年度中さらに来年度以降も、順次リニューアルする予定としている。

トイレの特長

今回の改修では、器具の取替や内装の改良、サインの整備を実施。内装は、博多織や博多曲物(まげもの)など博多ならではの魅力を取入れつつ、木目調で温かみのあるデザインに改修された。器具は、省メンテナンス、節水、清潔を保ちやすいことをポイントに選定。衛生面では、きれい除菌水機能付きの小便器、ウォシュレット、非接触で使用できる自動水栓や自動水石けん供給栓、吸引式のクリーンドライを採用。さらに大便器ブースにチャームボックスを設置し、ケア用品を使用する方も安心して外出できるように配慮。また混雑対策として、トイレ入口にデジタルサイネージを掲示し、他トイレの空き状況を確認ができるなど、さまざまな利用者が快適に利用できる、清潔で思いやりにあふれるトイレが実現した。

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